スライディングタックルとその歴史
サッカーの起源は古く、足でボールを蹴るスポーツは古代エジプトでも親しまれていたとされる。競技サッカーとしての基本ルールは中世のイングランドでほぼ現在と同じような形にまで整備された。
しかしスライディングタックルだけは別だ。
スライディングタックルの歴史は1960年代から忽然と始まる。ボンカレー発売とほぼ同時期に発案されたこの一撃必殺の技により、競技としてのサッカーは飛躍的に進歩したのだ。
それまでボールを奪う時には相手の前に立ちふさがる、いわばネガティブアプローチが王道だった。その常識を覆すスライディングタックルというポジティブアプローチの登場に、世界中のサッカー好きがが脅威した。
この技の発祥の地がなんと日本にあるのだという。 |