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ひらめきの月曜日
 

ハードに健康in台湾

 

個人的な話だが、神社でお参りをするといつも、「他は自分でなんとかするので、健康だけはお願いします」と手を合わせて心の中で念じるようにしている。年を重ねるごとに、この願いは切実になっている。

神頼みの健康。それはそれでいいのだが、やっぱり自分でなんとかしないといけないような気もする。

そんなとき、台湾にいる知人から、ぜひ来ないかと誘われた。おお、他の外国はともかく、台湾ならなんだか健康になれそうな予感がするぞ。

そういうわけで、健康になることをテーマにして台湾に行って、割と大変な目に遭ってきた様子をレポートしたいと思います。

小野法師丸


●拮抗する旅の疲れと健康ドリンク

  健康をテーマにやってきた台湾。飛行機に長時間乗っているのは苦手なのだが、台湾なら日本ならそれほど遠くないので、割と気軽に行ける。

 

街のそこかしこで感じたウェルカム
街をうろうろしていてまず目に入ったのは、健康ドリンクだ。日本では英語っぽい響きのカタカナで書いてある場合が多いが、漢字で書いてあるためか、なんだか効きそうな迫力を感じる。

「超無限」というのがすごい リポビタンも漢字表記

無限を超えた、というのが矛盾しているような気がするが、とにかく勢いだけは感じる「超無限」。確かに元気が出てきそうな響きはある。

日本でおなじみの「リポビタン」は「力保美達」と表記。これも実に力強い語感だ。


日本同様たくさんあったコンビニ 体によさそうなのが充実

台北の市街地では日本以上の密度であるように感じたコンビニは、入るとすぐにもう体によさそうなにおいがした。たぶん、レジの横で茹でている茶色っぽいタマゴが発生源だろう。

そして、体によさそうな商品の棚も充実。日本のコンビニよりも棚を広くとっているようだ。

 

効きそうなそうでもなさそうな

 

そんな中から、今回は「元気百倍」という名前のドリンクを買ってみた。日本で売っていたとしたら、ちょっと安易な感じもするネーミングだが、ここは台湾。ガッツポーズのイラストとともに、元気が出てきそうな気がするではないか。


飲んでみると… 元気出たかなー?

実際に飲んでみる。……うーん、味はそれほど特徴的ではなく、日本でもよくある150円くらいの健康ドリンクと同じような味がする。飲みきった後の写真には、旅の疲れをなんとか振り払おうとする目つきが読み取れる。


「苦茶之家」というお店 お茶が苦すぎてこんな顔になったのか

続いて街で見かけたのは、「苦茶之家」という店。その名の通り、「苦茶」というお茶を出す店であるようだ。

トレードマークのお坊さんとおぼしき人の表情も独特で、これが苦茶を飲んだ人の表情なのか、と想像してしまう。日本で言うところの「青汁」のようなものだろうか。


おいしそうなメニューもいろいろあるのですが 注文したのはもちろん苦茶

名前からしてインパクトのある「苦茶」。フルーツがのったりしたおいしそうな品揃えもある中、やっぱりここは苦茶を飲むしかないだろう。

海外の店なのでどんな効用があるのかは読み取れないのだが、「苦茶」と名乗るからには体にいいに違いない。見切り発車で、このよどんだ色をしたお茶を飲んでみよう。


う、ううう… 健康になってよ、俺!

うーん、確かに苦い…。でも、覚悟していたほどではない。

日本の青汁を初めて飲んだときは相当のインパクトを感じたが、今回の苦茶はそこまではいかない。確かにやや苦く、独特の風味は強いが、どうしようもなくまずいという程ではない。

写真では何かを我慢しているような表情になってはいるが、飲み干してクリアだ。たぶん健康になったと思う。それはもう祈りのようなものだ。


健康磁石ブレスレット、安い この目つきはなんだ

他にも、雑貨屋で売られていた「健康磁石」なるものも購入。価格の40元というのは、滞在時のレートで132円。ずいぶん安いが、海外マジックのせいか効果がありそうな気がする。

さて、苦茶こそある程度ハードではあったが、もっとビシビシと健康になりたい。次は知人の話に聞いた、健康になれるという公園に行ってみよう。


 

 
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