で、この「公団ゴシック」こんなにかわいいなら買ってでも自分のパソコンで使いたい、と思うよね。思うでしょ。思わないの?ぼくは思うよ。
だがしかし、パソコンで使えるようなフォントセットは存在していないのだそうだ。そもそも、その開発経緯は謎に包まれている部分も多いとか。
赤塚さんは「それなら自分で作ろう」と思い立った。資料は実際の道路にある標識。それを写真にとって各種ソフトを使ってフォント化している。気の遠くなる作業だ。一人では資料集めすらおぼつかないので、上記サイトには画像掲示板があって、そこに全国各地で公団ゴシックの標識が使われている標識の写真をアップしてもらうよう呼びかけている。この記事読んで協力したいと思った方は、ぜひ。
その貴重な成果であるフォントセットは上記サイトでダウンロードできる。使いたい人は誰でも自由に使える。すばらしい!上の説明画像も、ぼくが自分のパソコンにダウンロードして作ったもの。
さらに。なにがたいへんって、この公団ゴシックは一部地域でなくなりつつあるのだそうだ。赤塚さんによれば阪神高速や首都高でも使われていたが、現在ほとんど別のフォントに置き換わってしまったとか。
わずかに首都高に残る「公団ゴシック」を探す旅
この偉大な人物、赤塚さんにぜひいちどお会いしてみたいと思っていたところ、過日その夢が叶った。しかも、その失われつつある首都高の公団ゴシックを探す旅に一緒に出かけることになったのだ。これはたのしみ。 |