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ちしきの金曜日
 
高速道路フォントめぐり

そんなところまで見てるのか!すごい

赤塚さんの「公団ゴシック感知能力」に驚いたのが次の2例。


「あそこにもあります!」えー、どこよ?

この「追い越し禁止」の字がそうですって!よく見つけるなー、こんなのを

 

これ、どこに公団ゴシックさんがいらっしゃるか分かります?

この「環」の字!たしかに!

 

ポップ体はやめようよー

 公団ゴシックがふつうのフォントに変わってしまうのは、われわれとしては非常に残念ではあるが、まだ理解を示せる範囲だ。

 しかし!下みたいなものは断固反対したい!かわいくない!


それは、こういう横断幕に使われがちなフォント

いわゆる「ポップ体」というやつだ。やーめーてー。

 ほんと、なんでポップ体使っちゃうんだろう。こういうすっとこどっこいなフォントは、自治体のチラシとか、会社でおじさんがプレゼンテーション資料に使うにとどめておいていただきたい。全てを台無しにする力がポップ体にはある。誰だポップ体作ったのは。個人的には法律でポップ体使うの禁止したいぐらいだ。

 ていうかさー、せっかくなんだから公団ゴシック使えよー。


ほら。深刻な話題も、ポップ体を使うだけで一気にどうでもいい感じに。

 

銀座のあたりの首都高って楽しい

 さて、男三人の旅はまだまだ続く。全部紹介するのも退屈だろうからはしょるけど、夜までずっと巡ってたのですよ。ぼくらは楽しかったけどね。


折しも桜が満開のデート日和

車内は男三人。赤塚さん、迷いのない満面の笑み。

 ところで、ちょっと脱線する。ぼくは車の免許持ってないのでめったに首都高を走ることがないのだが、それでも江戸橋ジャンクションから南に下るところの道がダイナミックで好きだ。


江戸橋ジャンクションから銀座の方へ。この、ぐーんとジェットコースターのように下る道がかっこいいといつも思う。


より大きな地図で表示
オレンジ色の部分。北から南に向かってかなりの急降下。

地形図で見ると凹みに向かって北から降りていく様子が分かる(国土地理院の数値地図をカシミールで表示したものを使用)

上の地形図見るとだいたい見当が付くと思うが、ここはかつて川だったところ。

上は1949年の同じ場所の航空写真。見事に川だ。それが下の1963年を見るとまさに高速道路作っている最中。川が埋められて道路になっているのが分かる。
(C)国土地理院 2008 Geographical Survey Institute. 「国土変遷アーカイブ」より


下りきるとまさに川底を走っているような感じがする。

横を見ると、川の堤防の名残っぽいものが。建物もぜんぶ背を向けている。

 

川の跡なので橋がある。そしてその橋の名前表示が… 

地形好きの血が騒いで、ちょっと脱線してしまった。でもあながち公団ゴシックに無関係でもない。この道には、かつての橋が残っていて、その橋の名前表示がトンネルと同様の理由で、いまも公団ゴシックなのだ。


こちらのかつての橋が陸橋となっている物件

橋名表示が見事に公団ゴシック。

こちらの橋も

公団ゴシック。「祝」っていう字は、公団ゴシックだとよりめでたい感じ。

興味もった方はご協力を

「正直、しんどくて。誰か代わりにやってくれないかなーってずっと思ってます」と赤塚さん。

 フォント作るのっていろいろすごくたいへんなのだ。だいたい作らなきゃならない漢字の数からしてすごい。赤塚さんがこれまでこつこつ作製したのは、 2009/03/22現在で 1691文字。「使用頻度の高い漢字」とされている第1水準漢字を制覇するには残り1925文字だそうだ。ひゃー。アルファベットなら簡単なのに。日本語が恨めしい。興味を持った方は、ご協力を!

 赤塚さんのサイト:「高速道路の文字を再現しよう計画」

高速道路の標識といえば、このかわいらしい通称「静かに坊や」


赤塚さん、これも自作して車に貼ってました。


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