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ちしきの金曜日
 
ずっと気になってる雑草

  以前より、ずっと気になっている雑草がある。
 名前は知らない。
 知りたいとも特に思わない。背が高いので私が知ってる数少ない植物の名前「セイタカアワダチソウ」で検索してみたが、それではなかった。「アシ」ってやつと似てる気もするが、違う気もする。ま、そんなことはどうでもいい。

 でっかいのだ、これが!
 勢いもすごい。しかも冬になっても枯れない。だから植物がウシャウシャ伸びる夏にはまだ早いこの時期でも、モリモリ生えている。

 草でなく、これが木だったら「ご神木」とか呼ばれていたであろう、すごい雑草。それを今回紹介したいと思う。いや、紹介しなくてもみんな見たことあると思う。それでもいい。書きたいのだ。

T・斎藤



● これです。
これこれ!

それは水辺に生えていることが多い。
が、全然水がないところにも生えてるので、水はどうでもいいのかもしれない。

撮影したのは今年の3月26日。
まだ春だというのに、こんなにワサワサ生い茂っている。

拡大。

拡大して見るとこう。

どうだ、凄いだろう!

…と言いたいとこだが、残念ながらこの写真からはいまいち凄さが伝わって来ない。実物はたしかにすごいのに、なんでだろう?

こんなはずでは…。

別の場所で撮った写真も見てみよう。

どうでしょう?

うむ。
勢いに乗って説明したわりには、あまり説得感がない。

ひょっとして、すごさが伝わらないのは
比較するものが無く、大きさがわかりづらいから?

と思って、比較対象として自分を入れて撮ってみた。

大きさがわかるでしょうか?
私の身長が、四捨五入するとおよそ2メートル(大雑把過ぎ)なので、その3倍。少なくとも6メートルはありそうだということが、写真からわかる。
こんなに高い!
ほら、だんだん
「この草スゲー!!」
って気になってきたでしょう。

● 安藤メソッド

 もっと写真を大きくすれば、よりわかりやすいと思い、
画像を大きくしてみた。


 
人が小さく見えるけど、合成ではありません。
 

 記事の枠より大きな写真を載せるのはこの記事で初めて見たので、編集部・安藤さんの名前を取って「安藤メソッド」と呼ぶことにしよう。

 草に埋もれて大変なことになってる私の姿との対比で、その大きさがよくわかると思う。むしろ草が大きいというより人が小さく見えるほど。ちなみに合成写真等ではないので念のため。草がでかいんです。
 

● まだまだあるよ

 草画像はまだまだあるので、もう少し見てみよう。

ビルの裏にあるジャングル

 こちらは、私にこの草の凄さに気付くきっかけとなった記念碑的存在の草。まあ、これだけ大きければ気付いて当然だが。

 背景からも分かるように、山深いところではなく普通の街中に生えている。

 最初はこんなんじゃなく、どこにでもあるような普通の雑草程度のサイズだった。それが、誰も刈らずに放置しているうちにムクムクと成長。やがて、いつの間にかこんなジャングルみたいになっていた。
比較用に人物を入れて。上に5メートル、下に5メートルくらいある。

 

● 夏場はもっとすごい

 ところで、これまでの写真はすべて最近撮ったもの、つまり春の写真だったが、草と言えば当然夏場はもっとすごい。

 定点観察していたので、夏に撮ったものも見てみよう。

春 (2009年4月7日撮影)
夏 (2008年8月10日撮影)
 さすが夏。
 間は川になっているのだが、草に覆われて水面がほとんど見えてない。 もはやアマゾン川級の本格ジャングルだ。ピラニアが泳いでいても不思議ではない。

 次は、さらに2年前の夏の様子を、安藤メソッドで。


 
大自然。 (2006年8月1日撮影)
 

● 動きも是非チェックを

 最後に、動画でも撮ったので、その動きも確認してみてほしい。個人的には、けっこういい気分になれる映像だ。癒し系。


優雅に風になびく雑草の姿

THE・草

もはや、雑草というより、「ザ・草」といった趣だ。

調べてみたら、「雑草」という言葉は元々「ザ・草」と呼ばれていたものが、後か当て字で「雑」という字をつけたものなんだとか。

え?
エイプリルフールはもう終わったですか?
そうですか。


 
 
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