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ロマンの木曜日
 
甘い赤飯を食べる
ごま塩ならぬごま砂糖で食べる赤飯


みなさんの地域のお赤飯は、どんな味ですか?

どんな味といわれても、そりゃ赤飯の味だろう、と思われるかもしれませんが、あなたの思っているお赤飯と、他の人が食べている赤飯は違うかもしれません。

日本国内には、甘い赤飯を食べている地域がけっこうあるようです。

(text by 工藤考浩


なると巻きは鳴門名物ではない

というわけで、徳島県鳴門市にやってきました。
鳴門地方では、お赤飯にごま塩ではなくごま砂糖をかけて食べるというのです。
徳島県でも、赤飯に砂糖をかけてを食べているのは鳴門市だけのようで、試しに、徳島駅の駅前にある観光案内所の方に「お赤飯は甘いんですか?」と聞いてみたところ、徳島市ではそんなことはないらしくずいぶんびっくりされました。


瀬戸大橋を渡って行きました

鳴門駅の前から、赤飯を売っているという和菓子やさんまで、タクシーで移動することにしました。
距離はそんなに離れていないのですが、タクシーの運転手さんに「赤飯は甘いのか」を聞きたかったのです。
地元の情報を聞くには、タクシーが役に立ちます。
車に乗り込み目的地を告げた後、すぐに「お赤飯にごま砂糖をかけますか?」と聞いてみたところ、「え?」と聞き返されました。
「何を突然」という感じです。
赤飯に砂糖をかけるのが当たり前すぎて、質問の意図が伝わらなかったようです。
「なると巻きを鳴門の名物だと勘違いして、作っているところまで連れてってくれというお客さんはいたけど、赤飯食べに来た人は初めてだね。」


駅前からタクシーで

それよりも、有名なのがあるよ

赤飯に砂糖をかけるというのは珍しいので取材に来た旨を告げると、「それよりも、もっと珍しいのがあるよ。鳴門じゃお好み焼きに金時豆をいれるんだよ。」との情報を得ました。
なんだそれは。
おもわず「その店に連れてってください」とお願いしてしまいました。


南国っぽいが、そんなに暖かくはなかった

お好み焼きに豆を入れる

いきなり本題から外れてしまいますが、豆の入ったお好み焼きというののインパクトがあまりに強かったので、甘い赤飯の前にそのお好み焼きを食べてみることにしました。
ひょっとして、鳴門はなんでも甘くしてしまうんでしょうか。


おとぎの国というお店

 

 
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