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はっけんの水曜日
 
アルパカとお散歩、in 那須
羊みたいなアルパカもいるよ。個体差が大きいみたい。


 アルパカって動物をご存じでしょうか?クラレのCMで「ミラバケッソ!」って言ってる、首が長くてモサモサの動物、それがアルパカです。

 そのアルパカがたくさん飼われている牧場が那須にあり、そこに行けるバスツアーがあるというので参加してみました。今日はアルパカの可愛い姿態をたっぷり紹介したいと思います。

もうね、明日にでも那須に行きたくなるね。

(text by 松本 圭司


金曜の朝10時半。閑散とするアウトレット。

まずはアウトレットでお買い物

 今回参加したのは、HISのバスツアー。牧場の入場料と日帰り温泉の入浴料が全部込みで5000円ほどと激安。

 仕事を休んで参加したのだが、春休みの女子大生グループや母と子の親子、カップルなど、結構な参加者数だった。僕らは、撮影係のナオミさんとナオミさんの友達のT子さんの3人。

 バスはまず新宿を出発し、2時間半ほどで那須のアウトレットに着く。そこで2時間買い物&ランチ、次にアルパカ牧場という流れだ。買い物には興味なかったんだけど、アウトドア屋さんで花見用のシートなどを買ってしまった。


ツアー参加者くらいしかいない。

人気のコールドストーンクリーマリーも並ばずに食べられますよ。

 


道から普通に見える牧場に牛がたくさんいる。

バスは一路アルパカ牧場を目指す

 アウトレットを出発したバスは、茶臼岳を目指すように走る。バスガイドのおいちゃんが、きっと一生懸命勉強してきたのだろう、那須近辺の農業や酪農について解説してくれた。

 元々那須は火山灰質の土地であり、水はけが良すぎて農業に向いていなかったのだとか。 なにせ水はけが良すぎて、水が流れていない川も珍しくない。川が水を保てず、地下に潜ってしまうのだ。一帯、暗渠みたいな土地である。

 そこに昭和23年、募集で集まった開拓者が入り開墾し、酪農を始めたのだという。現在那須塩原市は牛乳の生産量全国4位。上3つが北海道なので、北海道を除けばトップと言うことになる。

という事で酪農や牧場経営が盛んな土地なのだ。


謎のアカルパ看板。アルパカ牧場とは関係ないそうな。釣り?

目的地、アルパカ牧場に到着。



アルパカ牧場に着きました。看板がかわいいんですけど!

アルパカとは?

 バスが牧場に到着すると、飼育員さんが乗ってきて色々と説明してくれた。やってはいけない事などの注意点だ。

「アルパカに蹴られる事があるので、アルパカの後ろには立たないで下さい」

ゴルゴか。

「アルパカは恐怖を感じるとつばを掛けてきます。脅かしたりしないでくださいね。恐がりな動物です。」

 最大の武器がつばて。そんな武器でどうやって弱肉強食の世界を生きてきたんだ。


道すがら、遠くにアルパカが一瞬見えて興奮。

 アルパカはラクダの仲間で、南米アンデス山脈にその多くが住んでいる。コブこそ無いが、確かに顔立ちはラクダに似ているし、つばを掛けて威嚇するのも同じだ。似た動物にリャマがいるが、リャマが荷物運びに使われるのに対して、アルパカは主に毛を刈るために飼われている。ラクダ界の遊び人みたいな動物なのだ。

 アルパカ牧場のアルパカ達は、99年にジェット機で連れてこられたのだそう。最初は病気に対応出来ずに死んだり、生まれた子供も8割が死んでしまったと言うから、どれだけ飼育が難しかったが想像に難くない。

 しかし10年の月日で培われたノウハウの為、現在は多くの繁殖に成功し、数も増えているのだとか。現在の頭数は400頭以上。今後もアルパカの発展は続く。めでたしめでたし。

終わっちゃったよ。

そんなわけ無いので、アルパカの可愛い姿は次のページなのです。では、クリックして続きをどうぞ。


お待ちかねのアルパカは次のページ >
 

 
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