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ひらめきの月曜日
 
好きなお菓子で「オレごの実」作り
 


おっさんだけど、お菓子が好き。「本当の自分」という言葉を「周囲の人にはあまりおおっぴらにしない自分」という意味で使うとき、私にとってそれはお菓子好きという自分だ。高級なお菓子も好きだけれど、子供の頃によく食べたそこらのお菓子が未だに好きなのだ。

子供の頃、お菓子を買うときに母からよく言われたのは「一つだけね」。ずいぶん迷った覚えがあるが、大人になった今、スーパーのお菓子くらいなら好きなだけ買える。

なので思い切り買ってみたい。ただそれだけだと、ときめきが足りないので、大人ならではのパッケージングでまとめたい。そういうわけで、やってみました。

小野法師丸



永遠に魅惑的なお菓子のパッケージ

子供の頃、迷いに迷って買う物を選んだスーパーのお菓子売り場。今でもそのコーナーに行くと、キラキラぶりについ足が止まる。


ひとつひとつが輝いています

色とりどりに「オレを買ってくれ!」「ワタシの方がおいしいわ!」と叫ぶお菓子たち。お菓子が魅力的なあまり、そんな幻聴も聞こえてくる。大丈夫か?と自分ながらに思うが、実際にクラクラするのだから仕方がない。


寄って撮るとでかく見えてうれしい
割って中身を訴求するチョコパイ

ああ、どれもがそれぞれの生命力を放っている。一種類じゃなくて、自分の好きなお菓子ばっかり入ったお菓子ボックスがあったらいい。子供の頃はそんな風に思ったこともあった。

しかし今の自分はもう大人。思うだけでなく、実現することができるんだ。


どれも甲乙つけがたい

そういうわけで、買ってきたのはこのラインナップ。気がついたら甘いお菓子ばかりになっていた。無意識のうちに味のバランス感覚をなくすくらいに、30分くらいかけて真剣に選んだのがこれだ。

確かにどれも自分の好きなものばかり。当たり前か。


トコトコとやってくるたけのこの里
アルフォートのヨーロッパぶりは相変わらず渋い

目を近づけて視界の大部分を占めるようにしてパッケージのお菓子を見ると、さらにその魅力が増す。やってることも言ってることもおかしな気がするが、一度やってみればその感覚がわかると思う。

さて、今回はこれらを一つの箱にパッケージして、ドリームボックスを作りたい。


パイの実がなる木があるなら庭に植えたい

箱のモデルとして選んだのは、ロッテの「パイの実」。なんて魅力的なパッケージなんだろう。

深い森の奥に、自分の好きなお菓子ばっかり実る秘密の木がある。子供が思うならかわいらしい空想も、おっさんが思うとただのまずい人だが、そんな世迷い言を擬似的に再現する箱を作ってみよう。


早く食べたい…

箱をカラーコピーしたものを、窓ガラスを使ってトレーシング。このデザインを流用させていただいて、自分だけの「オレごの実」を作りたい。


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