コーラをはじめ食品業界ではゼロカロリーが流行だ。おいしさを保ったままカロリーをゼロにするのっておそらくものすごいたいへんなことなのだろう。まさに研究開発のたまものだ。すごいぞ、企業。
僕は企業ではないのだけれど、今回ゼロカロリーの食品を開発したので発表したい。これもそれなりにすごいぞ。
(安藤 昌教)
ゼロカロリーハンバーガーとは
いきなり発表する。下の写真のハンバーガー、実はこれゼロカロリーなのだ。
にわかには信じがたいのではないだろうか。見た目も包み紙も某大手チェーンのものとなんら変りがない。なのにゼロカロリーだなんて、まさに研究開発のたまものだ。
味もいつも食べているハンバーガーとまったく変りがないぞ。しいて言えばだいぶ走った後なのでパンがのどを通らないことくらいだ。
走った後?
そう、このハンバーガー、実はごく普通のハンバーガーなのだ(100円)。「なのだ」とか偉そうに言っているが、そんなの見た瞬間にばれていたんじゃないかと思う。ちなみに販売元のホームページを見るとこのハンバーガーのカロリーは251kcal。
ではどこがゼロなのか。
つまりこういうことだ。最初に251kcal分走って消費してから食べたからプラスマイナスゼロというわけだ。発明。
ジョギングによる消費エネルギーはおよそ以下の式
(体重)kg×(走った距離)km=(消費カロリー)kcal
で計算することが出来る。
つまり62キロの僕が251kcal消費するには約4キロの距離を走ればいいわけだ。
というわけで走った後に食べたハンバーガーが上の写真だ。
これぞゼロカロリー!
どうだろう、この理屈からいくとどんな高カロリー食品でも努力次第でカロリーゼロにできてしまうということになる。努力したのが企業か自分かの違いだけだ。
最初のページで全てを言ってしまったのでもうここで終わってもいいのだが、だまされた!と思われたら申し訳ないのでもう少しカロリーを消費させてもらえたらと思います。