ヘコヘコ歩きます
スポンジシート1枚とは比べものにならない補強を終えたぼくのスニーカー。
まずは様子見のために軽く歩いてみる。すると、
踏めばつぶれるスポンジとはいえ、さすがにこの厚みである。歩くと身体がヘコヘコしてしまうのだ。 これは失敗かもしれない。そんな予感を抱きつつ、少しずつ歩幅を広げてジョギングに近づけてみると、
いける! ぜんぜんヘコヘコしない! 歩いているときは足の下で「もっふんもっふん」していたスポンジが、走る際はたいして「もっふんもっふん」せず、一気につぶれて衝撃を吸収してくれるのだ!
まだ改善の余地はあるが、ほとんどマラソンに使えるレベルの靴になったのではないだろうか。誰だ、誰に言えばいい? 瀬古か?
いじりすぎ
気をよくして帰宅したぼくは、さらなる改良に着手した。 着地は問題ないのだが、踵がけっこう高くなったぶん、爪先での蹴りだしが弱くなった気がする。同じように衝撃を吸収しつつ、スポンジよりも反発力のある素材で蹴りだしを強化したい。 そこで登場願ったのが、
そう、ゴムボールである。 この反発力を放っておく手はない。
なんだろう。このバカバカしくも心ときめくビジュアルは。子供がみたらぜったい履きたがるのではないか。
だがボールの取りつけに関しては問題もあり、やはりこの不安定な状態ではすぐにボールがとれて転がってしまうのだ。そこで補強を試みたのだが……
ラップで巻いてガムテープでくっつけるという応急措置的手法を採用した結果、いきなり未来は荒れ果ててしまった。 ま、まあ、この処置はあくまでパイロットテスト的なものであるからして、今回はこのまま進むことにしよう。
とりあえずジョギングにでるまえに、アパートの通路を歩いてみた。
なんで昔のアシモの映像が? と思ったらぼくだった。
歩くのやっと
とてもじゃないけど走れない。ボールの上に立つというアンバランスさ、踵に比べて強すぎる弾力。 やはり重要なのはバランスだ。
爪先とのバランスをとるために、踵の部分にはバネを埋め込むことにした。
そして、この靴を履いた結果どうなったかというと、