弱火でもう一度
先ほどの反省を元に、コンロの火力を弱くして再挑戦だ。 こんどはさっきより煙も多く上がっている。 じっくりいぶされている感じだ。
中途半端な発煙
しばらくそのまま待ってみたが、煙の上がり方がぱっとしない。 もわもわと上がる程度で、とてものろしとはいえない。 どんなもんかとふたをはずしてみたら、浦島太郎の玉手箱のようになった。
このあとおじいさんの扮装をして、これで記事を終了させようかとも思ったが、そうも行くまい。 当初の目的はのろしで通信することで、そこからハードルを下げて、せめてのろしだけでもという企画にしたのだった。 その記事のオチが、おじいさんの浦島太郎では目も当てられない。 もちょっとがんばろう。
どうしたものか
実験前、もしのろしがあまりにも盛大に上がってしまったら、きっと消防署かどこかに叱られるのではないかと心配していた。 なので、ちょっと遠慮気味に煙を炊いたのだが、遠慮しすぎた。 もともとのろしは、「狼煙」とも書くように、狼などの糞を燃やしていたらしい。 なんでも狼の糞は煙が黒く、しかも風にも強く真っ直ぐに立ち上るらしいのだ。 狼の糞は手に入らないにしても、もう少し煙をあげたいものだ。
煙突を作成
たぶん、プラスチックとかそういうものを燃やせば黒い煙が盛大に上がってくれるのだろうが、きっとそれはやってはいけない事なので、煙の出方を工夫することにした。 アルミホイルで煙突を作成したのだ。
再点火
先ほどよりもチップの量を増やし、ふたたびコンロに火を入れた。 うまく行けば、煙突から煙がもくもくと上がってゆくはずである。