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土曜ワイド工場
 
磯の魅力

これは良い潮だまりですよ。

磯の良いところその五「潮だまり」

磯最大のアトラクションと言えばなんといってもタイドプールと呼ばれる潮だまり。 エビやカニなど潮だまりに棲む生き物を捕まえるのは、磯遊びとして一般に定着している。

だが今回はそういった生き物を捕まえるための仕掛けや道具を持ってきていない。 そういった遊びは既に確立してしまってる物なので、わざわざここで取り上げる必要もないと思ったのだ。 あと面倒くさかった。

代わりに別の潮だまりの楽しみ方を提案したい。それはとにかく覗きこむ、だ。


道路に水たまりがあったら、
どうしても覗いてしまうという生理現象を、

ここでは思う存分堪能できます。
みんな覗き込みに夢中。

イソガニじゃないカニを見つけるとうれしい。

潮だまりの生き物をただ眺める

この「覗き込む」の良いところは、汚れないこと、道具が必要ないこと、 あと優雅に見えることだ。はしゃぎながら海の生き物を捕まえるのも楽しいが、 ただ眺めるというのは磯セレブの遊びとして最適ではないだろうか。

それに真鶴のような本気の磯だと、ちょっとした磯だまりでも生物がワラワラいてとても覗きごたえがある。


こんなところでするな!と思ったらナマコだった。
なぜかiPodもいました。

影で指さした場所にアメフラシがいます。これをキレイに撮りたい。

海中写真を手軽に撮る方法

潮だまりの中にいる生き物を撮ろうとすると、どうしても海面が反射してうまく撮れない。

例えば左の写真、中央にアメフラシがいるのだが、海面が雲を反射して白っぽくなってしまっている。

いま流行りの防水デジカメなら海に突っ込んで撮影できるだろうが、そうじゃない場合どうするか。 これを解決する方法が、どこの家庭にも必ず置いてある物で出来るのです。


それは透明半球プラスチック。どこの家庭にもありますよね。

これを海水が入らない程度に海に入れてそこから写真を撮る。
するとほら。ライソハック。

外人も認める磯のかっこよさ。

磯の良いところその六「ポーズが決まる」

そして最後の良いところは、どんなポーズで写真を撮ってもなんとなく決まる、ところだ。 どんなしょぼい人がどんなへぼいポーズでも、磯の荒々しさが全てを飲み込んで、 かっこよくしてくれる。

事実、この撮影の前に言った江ノ島では、実際に外人のプロカメラマンが磯でモデル撮影をしていた。 それにサスペンスドラマのラストとしてももおなじみで、磯を背景とした見栄えの良さは世界的にもテレビ的にも認められている。


普段はとても出来ない足掛けポーズが決まる。
でもここまでやると準備運動なので気をつけよう。

勇者っぽい。
これも勇者っぽい。

また磯の地形はゴツゴツした岩だらけなので、険しい山の景色にも見える。

磯は海の景色だけど、噴火してる山と合成すればマグマ吹き出す活火山に見えるかもしれない。


火山の写真がなかったのでしばれ祭りのときの炎と合成しました。

題名「戦いの地へ」

休日は磯に急げ

冒頭で磯が好きだと言っておきながら、実は磯に来たのは十数年ぶり。だからいまでも磯が楽しいかどうか不安もあったけど、やはり磯は楽しかった。ISO取得とはこういうことだと思う。心にISO取得。

あともう一つ、その場で思いついた磯遊びがあるので紹介します。

その名も「毛糸を置くだけ」。

すると海のなにかしらの卵に見える。かもしれない。

 
 

 

 
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