「斎藤充博」と「オダギリジョー」を並べてみる。やっぱりどうみても「斎藤充博」の方が「オダギリジョー」よりもカッコいい。このことに異論のあるものはいまい。いや、あくまでも単純に文字の話なんだけれども。ずっと見ていると、単なる文字の話であることが悔しくなるような比較画像である。
仕事の様子で気づいたこと
さて、道口さんの仕事を様子を実際に見ていると、面白いことがいくつか出てきた。本人としては当たり前すぎて、インタビューなんかじゃ聞き出せないことだ。
1.ふつうの服装で書いている
まずびっくりしたのは、インタビューの時に着ていたベージュのカーディガンを着たまま書き始めたことだ。
てっきり書く時はカーディガンは脱いで、汚れてもいいような白衣とか羽織って書くものだと思っていた。
なんでも、普段の仕事中も、ふつうのOLさんが着るようなブレザーの制服のまま書いているとのこと。「汚れたりしないですか?」と聞くと「あ、大丈夫です」ときっぱり。すごい自信だ。今度、道口さんとカレーうどんかミートソースでも食べに行ってみたい。たぶん汚さず食べるタイプの人だ。
2.道具が意外と簡単だ
道口さんの使っているものは、とてもシンプルだ。
まず、使っている墨汁は「開明墨汁」!なんだかなつかしいブランドだ。小学校の時のお習字セットの中に入っていたやつと同じじゃないか!懐かしい。墨汁をぶちまけて、白い体操着がまっくろになっちゃったクラスの佐藤マサタカ君を思い出す。
ただ、その墨汁をいれる道具がちょっと変わっていた。お手製のスミツボだ。さっき「オダギリジョー」を書いた時に使わせてもらったけれど、ガーゼからでてくる墨汁の量がすごく「適量」な感じで、簡単に筆に墨をつけることが出来た。おかげで、ぼくが書いたのも、変に墨がにじんだりしなかったのだ。これが小学校の時にあれば、マサタカくんの体操着も無事だったのに。 |