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ひらめきの月曜日
 
鼻毛清水で喉をうるおす 見てきてジャーニー・新潟編


以前、「ハナゲの滝に打たれたい」という記事を書いた。来訪時は雪に閉ざされていて、結局打たれることなくビビッて撤収したという話だ。

目的を遂げられず残念だったのだが、その記事の掲載後、当サイトの見てきて欲しい場所リクエストコーナー「ちょっと見てきて」に、「鼻毛の池」という池の見てきて依頼をいただいた。

漢字で思いっきり鼻毛と冠した池がある。滝よりハードでもなさそうだ。これは行ってみたい。

鼻毛の池は新潟にあるとのこと。調べてみると、新潟には面白そうな見てきて依頼スポットがいろいろあるではないか。そういうわけで、巡ってきました。

見てきてジャーニーとは?
「ちょっと見てきて」のなかで、なかなか見てきてくれないところを、デイリーポータルZのライター陣が旅をしながら見てくる企画です。

小野法師丸



まずは長岡のご当地食めぐり

見てきて依頼があった場所を巡る「見てきてジャーニー」の新潟編。まず向かったのは県下人口第2位の街、長岡市だ。こんな依頼が寄せられていた。


見てきて!投稿
[新潟県] 美松のレーメン (2009.6.11)
投稿者 シャーク山田錦 さん
どんなところ?

長岡出身、東京在住です。
この時分になると、無性に美松のレーメンが食べたくなります。たっぷりの汁につかった麺に絡むマヨネーズの味が忘れられません…
そろそろ始まるころかと思うのですが、どなたか見てきて、できれば食してきていただけたら嬉しゅうございます。

だいたいの住所 新潟県長岡市大手通1丁目4−11

>> 「見てきて」ページはこちら

「美松」という店で「レーメン」という食べ物を提供しているらしい。依頼文からすると季節限定であるようだ。「レーメン」というのは盛岡などで有名な「冷麺」なのだろうか。


大きな商店街になっている長岡駅前

謎に包まれた「レーメン」を食べるべく到着したのはいいが、どうやらレーメンを出す時間よりも早く着きすぎてしまったようだ。知らない土地でこのような状況になったとき、つい行きがちなのはその街のジャスコ。他にも長岡ならではの食があるのではないだろうか。


字体もいい感じの「フレンド」
イタリア人が見たらどう思うのか気になる

そしてフードコートで発見したのは、地元で展開するファストフード店「フレンド」。新潟市では「みかづき」というチェーンが「イタリアン」という独特の食べ物を提供していることはよく知られていると思うが、長岡ではこの「フレンド」がイタリアンを出しているのだ。

いくつかのバリエーションがあるイタリアン。個人的には初めて食べるということもあって、ノーマルタイプを選んでみた。


フードコート的な魅力にあふれた一品

ソース焼きそばにミートソースをかけた「イタリアン」。写真ではスパゲティのようにも見えるが、食べてみるとすぐにスパゲティとは違うものであることがわかる。


一番客でちょっと恥ずかしかった
スパゲティにはいないモヤシがいる

麺はあくまで焼きそばの麺。そこに絡んでいる味はソースのものだし、スパゲティにはまず入ることのないモヤシが入っているのも、これが焼きそばベースの食べ物だということをはっきりさせる。

イタリアそのものとは結構距離があるとは思うが、おいしいことは間違いない。さて、そろそろレーメンの提供開始時間である11時になっただろうか。


ん?この店構えでレーメン?
あくまでベースはケーキ屋さん

見てきて依頼文からすると、レーメンは麺類であるようだ。ただ、それを出すお店の店構えはどうも想像と違った。カプチーノ、ケーキ&スイーツなどと書いてある。店内に入ってもまず目に入ったのはケーキが並んだ冷蔵ケースだ。

ここでいいんだよな。奥のカフェコーナーに進んでみる。


落ち着いたカフェ風の店内
でもメニューでの一押しはレーメン

気軽にお茶を楽しめそうな明るい雰囲気の店内。ただ、メニューを手にすると、表紙でバーンと押してきているのはレーメンだった。やっぱりここで間違いない。

他のお客さんのテーブルからも、レーメンを注文する声があちこちで聞こえてくる。私も仲間に入れてくれ。


オーソドックスなたたずまいのレーメン
ガラス製の器なので中がよく見える

程なくやってきたレーメン。なじみのある他の食べ物で言うと、冷し中華が一番近いだろうか。小型のガラスボールに入っているので、中の麺の様子がよく見えるのがおもしろい。


異色の組み合わせ
見てきて依頼文にあったマヨネーズがおいしい

ベースがケーキ屋さんということで、今回は同時にケーキセットも注文。麺類・本格的なケーキ・コーヒーという、よくよく考えるとあんまりない組み合わせとなった。

手をつけてみると、レンゲの下からはチャーシューが登場。うれしいサプライズの演出なのだろうか。

そして、見てきて依頼文にあった、忘れられない味というマヨネーズを絡めて麺を食べてみる。…おお、確かにこのマヨネーズは既成のものとちょっと違う。あまり酸味がなく、やさしい味と言えばよいだろうか。

麺はいわゆる冷麺のものではなく、ちょっと太めのちぢれ中華麺。よく冷えていてコシがあり、おいしくいただきました。でも見てきて依頼とは関係なく、まだ食べます。


>>結果はこちらに投稿しました

クラシックなたたずまい
このあとどんどんお客さんでにぎわってきました

続いて訪れたのは、先ほどの美松からほど近いところにある、レストランナカタ。店内の様子も長い間愛されてきた味わいのある店だ。

レーメンの依頼をくださったシャーク山田錦さんは長岡のご出身とのこと。イタリアンとレーメン、そしてもう一つ、長岡食と言えば「洋風カツ丼」も召し上がったことがあるのではないだろうか。


異常な訴求力のある各種メニューに惹かれながらも
注文したのは「洋風カツ丼」

ここ長岡では、いろいろな店でこの土地独特の「洋風カツ丼」なるメニューを出しているらしい。どうでしょう依頼者さん、懐かしいと思っていただけていればうれしいのですが。

などと言いつつ、本当は自分が食べたいというのがメインの気持ちだ。ただ、これ、本当に「丼」なのだろうか。


ちゃんとご飯の上に乗ってます

先ほどの写真の角度ではご飯が確認できなかったが、しっかりカツがライスにオン。皿で出されていることからして「丼」ではないのでは…などと小さく思いつつ、でもその方がおもしろいからいいやと思って食べてみる。

…焼きそばに使われるようないわゆるソースでも、デミグラスソースでもない味。酸味と甘みがあって、トマト系のような風味もする。ご飯と一緒に食べると確かにおいしい。ごちそうさまでした。

ここまで食べてばかりだが、次の「ちょっと見てきて」に行ってみよう。なんでも、すごいにことになっている仁王像があるらしいのだ。


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