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はっけんの水曜日
 
海開き(ホントに)直前の海を見に行こう

 

もうすぐ夏本番! そして、夏といえば海ですよね!

でも気温が25度をこえたら家から一歩も出たくないことでお馴染みの超インドア派な僕は海なんて全く興味がない。暑いのはもちろん、疲れるのもイヤだし、混んでるのもイヤだ……。

そんな僕が、今年は気まぐれで海に行ってみようと思うのだ。

(絵と文:北村ヂン



海に行くのなんてホントに何年ぶりだろう

最近、いつ海を見たっけなぁ……と考えてみたら、東京カルチャーカルチャーに行く途中、ゆりかもめの中から見たのくらいしか記憶になかった。

自主的に「海に行こう」と思って海に行ったのなんてもう何年もないし、ましてや海水浴なんて10数年単位で行ってないんじゃないかな?

特別キライってわけでもないんですけどね

このクソ暑いのに外なんか出たくないし、泳いだら疲れるし、混んでるのもイヤだし……海なんかぜーんぜん行きたくないんだけど、それでも海なんかに行って夏を満喫しちゃうライフスタイル、ホントはちょっとだけ羨ましい。

……ということで、あまり混んでもいないだろうし、まだそんなに暑くないシーズン直前の今、ちょこっと海に行ってみようかなーと思います。

とりあえず海ならどこでもいいんですが、どうせ行くならインドア派な僕と一番かけ離れた海がいいなということで、湘南に行ってみようかなと……ショーナン! 僕の人生においてまさか湘南に行く日が訪れようとは!

しかし、湘南ってどこにあるのか、どうやって行ったらいいのかすら分からない。調べてみると、具体的に「湘南市」とか「湘南町」「湘南海水浴場」みたいなものがあるワケじゃないんですね。

なんでも、神奈川県の南の方の海岸全般が大雑把に「湘南」と呼ばれているんだとか。

うーん……よく分からないので、とりあえず湘南と呼ばれる地域の中でもちょっと聞き覚えのある茅ヶ崎を選んで行ってみることにする。

ここは若大将こと加山雄三さんが一時期住んでいたり、サザンオールスターズの桑田佳祐さんが生まれ育ったことでも知られているという、湘南感あふれる場所だ(多分)。

……ということで茅ヶ崎駅よりバスに乗って海を目指すことに。しばらくすると「東海岸」というバス停があったので、「ここだ!」と思いバスを降りたんですが。


……海、どこ?

「東海岸」という名前にも関わらずどこにも海は見えず。わりとフツーの住宅街のど真ん中でした。

これでどうして「東海岸」っていう名前なんだろう……海岸の東の方、みたいな意味だったのかな?


海に行くなら、もうちょい先で降りるべきだったようです

それでも、なんとなーく潮の香りが漂っているので、そっちの方向へほとほとと歩くこと5分くらい。すると……

ついたっ、海〜!

いやあ、なんだかんだ言って実際に来てみると海ってデカイし気持ちイイ! ……けどこの海岸、あんまり僕が想像してた湘南っぽくない。

湘南ってもっとトロピカルで南国っぽいイメージがあったんだけど……。


僕の中での湘南イメージ

こりゃ明らかに違うわ、完全にハワイと混同してますね。「アロハオエー」って言っちゃってるし。

でも、このくらい「湘南」という名前から受ける印象は軽やかでキラキラしたイメージがあるんだけどなぁ、などと思っていると……。


おっと! 湘南らしい光景が!

海岸沿いをちょっと歩いていると、自転車にサーフボードをくくりつけた人と何回もすれ違った。

湘南っていったらやっぱりサーフィンですよね! ……映画『稲村ジェーン』でのイメージでしかないけどね。

自転車置き場にもこのようにサーフボード専用キャリーが取り付けられた自転車が何台も停められていた。こういう専門的なアタッチメントってグッと来ますよね。

このパーツをつけたところで他に使い道はなさそうだし……この辺には、そんな日常的にサーフィンをやる人がいるってことなんだなぁ。

ちなみにこのパーツ、この辺りの自転車屋さんなら一万円くらいで取り付けてもらえるんだそうです。

 

シーズン直前の海には何が落っこちてるのかな

それではいよいよ湘南の海を堪能していきましょう。……もちろん泳いだりサーフィンしたりするわけじゃないですよ。疲れるから。

やっぱり海っていったら、遠くから流れ着いた物探しでしょう。砂浜を歩き回ってイイ感じの漂着物を探すぞ!


ちょっと張り切って短パンをはいてきたのに、いまいちビーチ感が出ていない人

まずは海岸でよく見かける「いい板」。上手いこと削られ角が丸くなっていて、秘密の古文書が刻まれているかのような趣深い味わいを醸し出しています。

同じくよく見かける「いい棒」。どういう経緯でこんな長さ、太さになってここに流れ着いたのか……。これまた角が丸まってて、つるりとした何とも言えないイイ触感&フォルムに。

海の中で長い年月もまれて、自然と角が取れた物は全般的にイイ味を出してますよね。

この石なんかも真っ白でツルッツルで……たまらなく綺麗です。もったいないから持ち帰っちゃったくらいだもん。

……あ、人面石。やっぱ気になっちゃいますね。

何故か海岸にDVDケースが……海で観たのかな?

これは一体なんじゃ? ……と思ったら。

削られてカスカスになったジュースの缶でした。しかも懐かしのメローイエロー!

でも見ようによってはアート作品のようにも見えますね。すごいぞ、自然の力。

 

海辺の金属はいいサビ出してます。

さて、海に落ちている物といえば、錆まくりの金属なんかも見所ですよね。

さっき停められていた自転車も結構サビサビでしたが、海の近くでよく使う自転車や自動車はマメに錆止めを塗ったり洗車したりしないと、すぐに錆びちゃうんだそうです。

ましてや海岸に放置されている金属なんて、錆びまくり必至でしょう。

おおうっ、いいサビ! 多分、元の姿はカセットコンロ用のガスボンベじゃないかと思いますが、こんなに一面サビサビになるなんて、一体どれくらい放置されてたんでしょか。

鉄パイプもサビサビ。キレーに赤錆まみれになってます。

ん、何だコレ?

バイクのハンドルとかなんだろうか……?

さらに、なんだかワケの分からない巨大な金属製品を発見!

裏側を見てみたいと思い、ひっくり返すために蹴っ飛ばしてみると……思いっきり砂にめり込んでいて全く動かない! 多分エンジン的なものなんだと思うけど……。もう完全に大地と一体になってますね。

それにしても、細かいところまで見てみてもイイ感じに錆びて朽ち果ててて、心をわしづかみにされますな。

しっかし、ここまで小一時間程度海岸を歩き回ってきましたが、砂浜を歩くのって本当に疲れますね。……もうイヤになってきちゃった。


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