テニスコートを探す
展望台から下界を見渡し、おたまじゃくしが降ったという学校のテニスコートを探す。 展望台にありがちな、パノラマ写真を使った案内図には、もちろんおたまじゃくしが降った場所など記入されていなかったので、目視で探すほかない。
自宅を出る前に、あらかじめテニスコートの場所は地図で確認していたので、すぐに見つかると思っていたが、地図で見るのと展望台から見るのとではずいぶん勝手が違う。
いくら眺めていてもさっぱりわからないので、携帯電話で地図を呼び出して、実際の景色と見比べてみた。 方角は当たりがつくのだが、距離感がまったくつかめない。 近くに目印があればいいのだが、そもそも浜松に土地勘がないので、どこがどこやらという感じだ。 地図を見るのには自信があったので、こんなに苦労するとは思わなかった。 しばらく地図と景色を見比べながら、おそらくこの辺かなあというところを発見した。
見つけた
きっとこの辺だろうという場所を望遠レンズで撮影し、写真を拡大して学校の名前を確認した。 ここだ。 なんだかこれで目的を達成してしまったような気分になってしまったが、おたまじゃくしの謎を探りにきたのだった。 学校の周辺には、田んぼなどは見当たらない。 あたりは住宅が広がっている。 どうしてこんなところにおたまじゃくしが降ったのか、そもそもどこからおたまじゃくしはやってきたのか、高いところから見てみても、さらに謎は深まるばかりだった。
現場へ行こう
上空からは何の手がかりも得られなかったので、実際に現場へ向かうことにした。 問題のテニスコートは、浜松駅から数キロのところにある。 途中なにか情報があるかもしれないので、徒歩で向かってみよう。
特に情報はない
とはいうものの、おたまじゃくしが降ったのは6月13日で、それから半月もたっている(取材したのは7月4日)。 はっきりいってしまえば、もう旬は過ぎている。 なので、目だった情報がそうそうあるとは思えない。 ほんの少しの手がかりも見落とさないように注意しながら歩いた。