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ロマンの木曜日
 
おたまじゃくしは降っているのかin浜松


おたまじゃくし第3弾

「空からおたまじゃくしが降ってくる」という現象について、いろいろなメディアでさまざまな考察がなされた。
当サイトでもこれまで二回にわたり、実際におたまじゃくしが降った場所を訪れている(こちらこちらの記事)。

そろそろおたまじゃくしはカエルになってしまったので、新たな降玉情報(おたまじゃくしが降った情報)は報道されなくなってしまったが、やはりこの摩訶不思議な現象には大変興味をそそられるので、もう一ヶ所、今回は静岡県浜松市の降玉現場(おたまじゃくしが降った現場)に行ってきた。

(text by 工藤考浩



浜松へ

空から生物が降ってくるというのは、創作ではよくある話だ。
絵本の「はれときどきぶた」は明日の日記を前日に書いて、書いたとおりに豚が降ってくるという話だ。
村上春樹の「海辺のカフカ」は空からフナが降ってくる。
どっちもだいぶ昔に読んだ本なので内容はうろ覚えだが、たしかそんな話だったと思う。
しかし、おたまじゃくしは実際に空から降ってきたのだ。


新幹線に乗りたくてこの企画を思いついたのでは決して無い

静岡県浜松市でもおたまじゃくしが降ったという(→こちらのニュース)。
こちらは学校のテニスコートに降ったらしい。
民家の敷地や道路ではなくテニスコートという、不時着するなら被害の少ないところを選ぶパイロットのような気の利いたおたまじゃくしたちに敬意を払いつつ、現地に向かった。


朝からこんなものを食べるのは新幹線に乗るときくらいだ

オートバイと楽器とぎょうざの街浜松

品川駅から各駅停車の新幹線に2時間弱ほど乗り、浜松駅に到着した。
雨を心配していたが、時々日が差していて暑いほどだ。
浜松といえばオートバイの主要メーカーが工場を置いていたり、楽器の生産が盛んだったり、ぎょうざの消費量が国内トップクラスだったりというイメージを持っていたが、おたまじゃくしが降る街という新しい一面が加わった。


浜松駅到着

駅を出てまずはおたまじゃくしが降った街の空気を感じてみたい。
駅前広場で深呼吸してみたが、とくに変わったところはない。
おたまじゃくしが降るくらいだから、生臭かったり水臭かったりしてもよさそうだが、とくにそんなこともなく、そしてぎょうざの香りもしなかった。


とくにおたまじゃくしを感じることはなかった

高いところから観察しよう

駅前広場から周囲を見渡すと、程近いところに高層のタワーが立っていた。
これに上って、高いところから浜松市内を観察してみよう。
なにかおたまじゃくしのヒントが得られるかもしれない。


これに上ってみよう

このタワーはアクトタワーというらしい。
駅から数百メートルの距離にあるのだが、そこまではいくつもの動く歩道が整備されており、動く歩道好きに採ってはたまらない。
ちなみに今「動く歩道好き」と入力しようとしたら「動くほど疼き」と変換された。
なんと破廉恥な。


ずーっと動く歩道で楽しい
ウナギイヌは浜松市の”福”市長らしい

展望台へ

45階にある展望台への入場料は500円だった。
おたまじゃくしの調査で本当に展望台に行く必要があるのかどうか疑問の余地もあるだろうが、高いところに上るのは楽しいのでまあいいだろう。
せっかく浜松まで来たんだし。


ピアノの形になっていた


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