展望施設への道のり、夢っぽい
すごくいい天気で暑い。航空会社のビルの日陰を伝って、大通りの歩道を歩いていく。人はほとんどいないが、資材運搬らしいトラックなら何台も通っていった。
トラックと同じくらい、飛行機も飛んでいく。近くて大きい。でも私のコンパクトカメラでは小さくしか写らなかった。
おっと、こういうときに人はでかいカメラが欲しくなるのか。ガッテンガッテン。
ガッテンしながら歩いていくと、行く先にトンネルがあった。地図にトンネルとは書いていないが、道としてはこの道だ。
本当にトンネルを通っていいのかと迷いつつ近寄っていくと、「D滑走路展望台」の看板が。なんだか夢とか童話っぽいが、非常に分かりやすくて助かった。
トンネルの向こうは、現場だった
オレンジ色に光る、首都高に乗っている通るような半分地下にもぐるタイプのトンネル。こういう道って子供のころ歩いて通っちゃいけないといわれていたような気がするのだが大丈夫か。
入ってみると、歩道は広くて歩きやすかった。やっぱり、たまに資材を積んだトラックが通った。後で調べたら、埋め立て土砂を運ぶトラックらしい。
そして、トンネルを抜けると、そこは現場だった。
だだっ広いなかに、いかにも工事現場にあるプレハブの建物がぽつぽつと建っていて小型の重機がたくさん並んでいる。
だんだんと潮のにおいが強くなってきた頃、まさに海辺にひときわ立派なプレハブが見えた。おお、あれか。 |