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フェティッシュの火曜日
 
天井からにょっきり生えてるものコレクション

 

 

第3位 東急渋谷駅のランプ


天井の高さ…485cm
床から看板まで…220cm

にょっきり長…265cm


このごちゃごちゃの中にたくさんのにょっきりが

にょっきり群生地

「にょっきり」というより「にょきにょき」がしっくり来る、そんなスポットが第3位である。

東急の渋谷駅、東横線ホームである。3位のにょっきりは、左の写真にあるランプ(よくわかんないけど電車になんか信号を送るやつだと思いますよ)。だが、見どころはそれだけではない。ここはたくさんのにょっきりが群生していて、まるで春先のツクシのように、あっちでにょきにょきこっちでにょきにょきしているのだ。


見渡す限りにょっきり

もともと天井が高いので、どれもなかなかのにょっきりぶりである。目隠しとなる電車のいない光景をぜひ見てみたいところだ。


 

 

第2位 大井町のホーム案内


天井の高さ…582cm
床から看板まで…270cm

にょっきり長…312cm


駅のホームは意外ににょっきり長低め

4位のところで「にょっきりは駅に多い」と書いたが、駅は駅でもほとんどは通路など、ホーム以外の場所である。なぜならホームは電気設備が多いために天井付近が入り組んでいて、天井より一段下に、サインを固定できる足場のようなものがあるのだ。その一段の差が、にょっきり的には大きなハンデとなる。たとえばこんな具合である。


上げ底にょっきり多数

写真を見ると、一段下に張られたレールみたいなものから伸びていたり、鉄骨の梁の部分から伸びていたりと、一段低いところを起点にしていることが多い。そのせいで、にょっきり長がいまひとつ伸びないのだ。(3位の東急ホームは天井が高いので特例だ。)

しかし、そんな中でひたすら愚直に、天井の最高位置から足を伸ばしているサインがいた。


君こそ本物だ

正直者にょっきり

どうだ、この愚直さ。

右にある駅名表示を見てみると、看板自体は一段低い位置にあるが、根元は鉄骨の梁から伸びた支柱を使ってズルをしている。ズル、かっこわるい。

そこへきて、写真中央のホーム案内。ぴったり天井に根を張り、この堂々としたにょっきり具合。体育のマラソンでクラス全員コースをショートカットしていても、一人だけまじめに正しいコースを走るタイプである。

生真面目さが結果にも表れ、にょっきり長は312cm。正直者が結果を出す社会、にょっきり界のフェアぶりが明らかになった。


 

第1位 品川駅のサイン帝国


いよいよ第1位。はい、スペックはあと、説明もあと、まずは写真からどうぞ、これです。ババーン!


デーンデーンデーン、デーデデーン、デーデデーン(ダースベイダーのテーマ)

天井の高さ…922cm
床から看板まで…252cm

にょっきり長…670cm


この天井にダイオウイカがぶら下がってる様子を想像してみなよ(したからどうということはありませんが)

にょっきり帝国、建国

もうなんかにょっきりとか違和感とかそういう話ではなくなってきてしまった。頭の上に帝国を発見!みたいな感じである。

電車のホーム案内に時計、監視カメラたくさん、その他もろもろがひとつになって、2段階で作られた支柱に群生している。そのにょっきり長なんと、6.7m!

6.7mといえば、だいたい東京から新大阪くらいの長さだ。嘘だ。2007年に島根県沖で発見されたダイオウイカの全長がだいたい6.7mである。そういわれても「イカでけえ!」としか思えないことと思うが、そのでかいイカと同じくらいこのサイン群もでかいのだ。一周回ってそのでかさを実感してもらえただろうか。

 

にょっきりしてました

これでにょっきり物件トップテンをすべて見ていただいたわけだが、果たしてこの記事をどう締めていいんだかよくわからない。感想としては「かっこいい!」でも「すげー!」でもない。ただただひたすら、「にょっきりしてるなー」である。

そんな毒にも薬にもならないにょっきり達だが、その立ち姿はどことなく愛らしいような気がして、ついつい予定よりたくさん探し回ってしまった。人間、何に熱中するかやり始めるまでわからないもんだなー、というのが今回の取材の感想です。

ちなみに計測にはこんな機械を使いました。超音波ではかれる距測計。すげえ便利!

 

ちょっと見てきてのコーナーで、にょっきりを募集することにしました。身の回りでにょっきりをみつけたら、どしどしご投稿ください!

 

 

 
 

 

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