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ロマンの木曜日
 
鉄道ファン以外による紀州鉄道案内


今日はこいつの話

紀州鉄道は和歌山県御坊市にある全長2.7キロのローカル鉄道だ。日本で一番とか二番目に短いということで有名で鉄道ファンに愛されている。

というのが紀州鉄道の説明だが、残念ながら僕は鉄道や電車にあまり興味がない。無いんだけれども2.7キロ。なんだその短さは。2.7キロならだいたい徒歩40分。その2.7キロのために電車が走る。それは一体どういうことなのか。

鉄道知識的な紀州鉄道を案内しているサイトはたくさんあるだろう。今回は鉄道に興味がない人による紀州鉄道案内です。

尾張 由晃



乗りたいよりも歩いてみたいと思った

初めて紀州鉄道のことを知ったとき2.7キロしかないんだったら歩けるじゃないか、歩いてみたい。と思った。そして実際に歩いてきた。その中で見つけた魅力をご紹介。

 

紀州鉄道の魅力その1 電車が愛らしい

当初僕の目的は歩くことだけだった。鉄道と同じ距離を歩いてその鉄道の意味を感じる、地域住民に話を聞いて存在理由を確かめる。そのためにとっとと歩いちゃおう。という感じだったのだが電車が走ってきたのを見た瞬間声をあげてしまった。


その日走っていた電車。ゆっくり、ゆっくり走ってくる。


「うわー、古い!おぁー、カッコいい!!」

とても古い電車がゆっくりと走っている。ただ走っているだけなのだが、電車が頑張っているように見えて「頑張れ、頑張れ!」と応援したくなる。


駅で待機していた電車。バスっぽい見た目がおもしろい。

冒頭で電車に興味がない人を強調しておきながらいきなりの車両紹介。それはどうなんだと思うかもしれませんが興味の無い僕でもいきなり惹かれたので万人向けだと思いご紹介。 


同じく待機電車。すごく古い感じだったので引退済みかも。


古いものはかっこいい、さらにそれが頑張って動いているのはとってもとても愛らしく感じる。紀州鉄道の電車は素敵だ。


笛。ふえ。紀州鉄道唯一の標識


そんな素敵な電車と一緒に歩いていると出てきたのが笛標識。他にもあったのかもしれないが僕が見つけることが出来たのはこれだけだ。笛!?ふえ。あー、あれかなぁとは思うが、笛って。と悩む。電車の標識じゃないのかも。考えているときにちょうど良くやってきた紀州鉄道。

ここは動画でご覧いただきましょう。



フェッフェー。笛だ。ふえか!?頼りなく響く紀州鉄道笛。駅と駅のちょうど中間のためおそらく今のが最高速度。一番頑張っているところ、そこで指示があったので精いっぱい笛を吹く。紀州鉄道は愛らしい。

 

紀州鉄道の魅力その2 景色がいい

やっぱり田舎なので景色がいい。それだけ、ただそれだけが気持ちいい。落ち着いた景色の中を紀州鉄道が走る。


まぁ走ってるところ撮れてないけどな。


ゆっくり、ゆっくりと走るので時間が遅くなった感覚に包まれる。穏やかな風と紀州鉄道が生み出すぜいたくな空間。

 

さらには神様もいるよ


田舎にはちょくちょくこういう森がある。

そんな中に急に現れる森。田舎ではたまにある光景だ。気にはなっていたが実際に見に行ったことはない。今回初めて入ってみた。中はきれいに草が刈られてなんとなーく神聖な雰囲気を感じる。そこにいたのは、犬。


森の入口。入ったら犬がいた。


守ってんの!?この聖地を犬が守ってる。おぉー、なんかカッコいい!!って思ったら僕の姿を見るや否や走って逃げて行った。ただの野良犬だったようだ。

他には積み上げられた石と文字の刻まれた木があった。なんだかバチがあたりそうな気がするので写真は載せない。

地元の人に話を聞くとこの森は地元の里神様でこの辺を守ってくれてるそうだ。あぁー、やっぱりそうなんだ。みなさんも見てみたいでしょう。そんな人は紀州鉄道へ。まぁ違うとこにもあるけどな。


懐かしい街並みとかもあります。
関係ないけど罰金が格安。(参考:罰金の相場感を知りたい

さらに歩くと住宅街も。この住宅街が懐かしい。京都の町屋のような「実際に体験したことはないけど何故か懐かしい」というものではなく今大人の人ならば、あぁ、昔はこうだったなと思い出させるような街並みが続く。こういう風な景色もいい。

こういう感じで電車や関係ないところを紹介していきます。


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