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はっけんの水曜日
 
青森産と中国産のニンニクはどう違うか

鶏肉はどうだ?


左の普通のもも肉は100gあたり75円。右は霧島鶏。100gあたり129円。

鶏肉はスーパーに行くと大体地鶏っぽいものと、普通のものと2種類売っている場合が多い。サミット(埼玉東京千葉あたりにあるスーパー)だと三瀬鶏、OKストアだと霧島鶏ってな具合だ。

正直違いがよく判らないので、ほとんど気分でどちらを買うか決めていた。味の違いについてはあまり考えてこなかったのだ。


なんとなく脂肪が多め。脂がのってるのは良いことなのか。 赤さが濃いような気がする霧島鶏。色々こだわって飼育した鶏の肉なのだそうだ。宮崎産との事。

普通のもも肉の産地などは特に書かれていなかった。いわゆるブロイラーというやつなのだろう。脂肪が厚めで肉が柔らかいように感じた。

霧島鶏は、80日間を掛けて抗生物質を与えずに良いエサと良い水を与え、運動できる環境で飼育した鶏なのだそうだ。話だけ聞くと美味しそうだ。味にはどの程度差があるのだろう。


焼き鳥にしてみた


右が霧島鶏。判るように串を赤く塗りました。これは塩味。

普通のもも肉は、身が柔らかくて水っぽい。ぼやけた様な味だと思った。よく言えばやさしい味だ。

霧島鶏の肉は、弾力があり旨味が濃い。油には甘味がある。野性的な荒々しい美味しさだった。確かにこれは良い肉だ。


タレで。タレにするとまた味わいが変わりますね。

まずは霧島鶏を食べてみる。やはり弾力があり肉汁がしたたる。ただ、肉の旨味がタレの味とぶつかり、とっちらかった味になってしまった。この肉をタレで食べるのは失敗だろう。良い肉は塩の方が良いと思う。

逆に普通肉は劇的に美味くなった。肉の足らない味をタレが見事に補っている。タレが染みこんで身が締まった感もあり、塩の場合よりも数段美味い。タレの場合は安い鶏肉の方が美味しく感じた。

つまりこの場合、味付けによってどちらの肉が良いかが変わる。塩で食べるなら霧島鶏、タレなら普通肉。高い店の焼き鳥は塩で食べ、安い店ではタレで頼むのが正解だと思った。

揚げ物の場合も味付けでどちらを選ぶか判断すべきだろう。



普通の鶏肉
・100gで75円と激安
・脂が厚くて多い
・身が柔らかく水っぽい
・味が薄いので塩味だと物足りなく感じる
・タレに付けると身が締まり、足らない味をタレが補ってくれる
・タレで食べるなら安い鶏肉が良いと思う

霧島鶏
・普通の鶏肉より70%ほど高い
・身が締まっていて味が濃い
・旨味が強いので焼き鳥なら塩で食べたい
・タレで食べると味がぶつかりいまいち

 

鶏肉と来たら次は玉子ですよね

玉子も高いのから安いのまで色々売っている。特にイセ食品は色んな種類の玉子を販売している事で有名だ。

左の写真、左の白いのは10個で150円だったから1個15円。右は4個で128円だったから1個32円。およそ2倍の価格差がある。

 

 

値段の差は大体倍くらい。味に違いはあるのか?

右の茶色い玉子は旨味賛卵という名前。ビタミンEとビタミンDを強化しているというから、エサが普通の玉子と違うのだろう。名前に旨味と入っていることから、味の違いに期待してしまう。

玉子の色は、要するに白いニワトリからは白い玉子が生まれ、茶色いニワトリからは茶色い玉子が生まれるので、見た目ほどの意味はない。

まずは生玉子の様子から比べてみたい。

玉子料理はスクランブルエッグが好き。簡単だから。


玉子を割って比べてみた


右が旨味賛卵。黄身の色が濃くてオレンジ色。

旨味賛卵の黄身はオレンジ色で美味しそう。

黄身の色はエサの色を反映するそうで、食品に詳しい友人Hさんによると、黄身の色を濃くするために赤唐辛子や赤パプリカを親鶏に与えたりするのだそうだ。つまり、黄身の色は味や栄養には関係無いようだ。

また、殻がしっかり固くて厚いのが良い玉子だそうだが、これら二つの殻は大体同じくらいの固さだった。殻や見た目には差がないように思える。

 

黄色い黄身が美味しそう。 不自然な程にオレンジ色の黄身。

黄身の色以外、ほとんど見た目は変わらない。黄身や白身の盛り上がりは、買ったばかりで鮮度に差がないからだろう。どちらも鮮度が良いようだ。


目玉焼きにしてみた


右が旨味賛卵の目玉焼き。違いはわからない。

どちらの目玉焼きも普通に美味い。味に差は感じられず。どちらか知らずに目隠しをして食べたら絶対に区別がつかない自信がある。それくらい同じだ。


ゆで玉子はどうだ


色以外に差がない普通の玉子と旨味賛卵。並びは上までと同じ。右が高い方。

目玉焼き同様、ゆで玉子にも差は感じられなかった。価格差2倍を納得させてくれる違いは見つかるだろうか。


よろしい、ならば生玉子だ


醤油を混ぜて玉子掛けご飯って寸法。

目玉焼きもゆで玉子も、ショッキングなほど同じ味だった。なんだよ、旨味なんて名前付けておいて同じじゃないか、と思った。でも、もしかしたら生玉子の場合は違うかも、なんて考えたのだ。

玉子掛けご飯を二杯、かっ込んで比べた。

 

玉子掛けご飯は忙しいときの救世主。 黄身の色でやや濃い感じになっている旨味賛卵。

わずかに旨味賛卵の方が濃くてまろやかな様に感じられた。果たしてそれで2倍の価格差を納得するかというと微妙な気もするのだが。

前出のHさんに後で聞いたら、多少高い程度の玉子だと、鶏の飼い方に差がある訳じゃないので味に大きな違いは出ないのだという。本当に美味しい玉子が食べたければ、自然食品屋でもっとちゃんと高い玉子を買えばいいのだそうだ。なるほど、2倍程度の価格差じゃ同じだったのか。

ビタミン強化ってのも、玉子でビタミンを取ろうとせず野菜を食べれば良い。あんまり意味のない違いかなぁ、などとおもった。これからは安い玉子を買うことにしようと思う。


普通の玉子
・1個15円で、旨味賛卵の半額
・味にはほとんど差が感じられない
・安い玉子で十分だと思った

旨味賛卵
・黄身の色が濃い(赤いエサを食べさせてると思われる)
・生で食べた場合だけわずかに濃い感じがする
・白身に違いはない。目玉焼きやゆで玉子では差が判らない


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