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はっけんの水曜日
 
日本最長の川、最短の川、水源を巡る旅

やってきました日本最長の二級河川


マジかぁー。さっきと違い過ぎるだろう。


その最長の二級河川というのは日高川といい、和歌山県は 御坊市に河口がある。

と、いうわけで早速やってきたが、デカいよ!! デカくて長い、半端ない。もうこりゃデカいってもんじゃない、 さっきと同じ二級河川とは思えない。


この景色見たとき「えぇー、アマゾンじゃん!!」って言った。たぶん間違ってない。

ぶつぶつ川は全長13.5メートル、方や日高川は114,745メートル。 100キロ以上。わぁーわぁー。ぶつぶつ川の8000倍以上の長さ、 僕なら60000万人分、東京ドームなら500個分の長さだ。

こりゃあ無理かという思いがぬぐえない。いやー、二級じゃ ないでしょー。これはもう一級もんでしょうー。


サッカーコートとかバスケットコートとかあった。いいなこんな川。

日本最長はそう簡単に上流を見せない

諦めを胸に一応川を遡る。バイクで走ったのだがこれが気持ちいい。いい天気にいい空気。走っているのが楽しくなってきた。


日高川による日高川のための日高川による町、日高川町


20分くらい走った頃、御坊市から違う自治体に入った、 日高川町だ。ほぉー、最長ともなると町にもなるか。

そんなことを考えながら走っていると、川を見失った。


川なさそうな景色だなぁ
川あったけど、ちょっと違う?

道沿いに走っていると川が見当たらなくなってしまった。 気持ちよく走り、やる気が出てきたところでこの状況。


きれいな川ですが日本一長いとは思われず

あたりを探すと見つかったのがこの川。もうこの幅!? 思えば遠くにきたもんだ。こんなに上流に来てしまったか。 ゴールは近いか。


まぁそんなわけはなく5分走ればこんな感じだった。


あれが日高川なわけはなく、ちょっと走るとすぐあらわれた日高川は すごくデカかった。こんな取り留めのないことを書かないと書くことが ないくらいに川の状況は変わらない。ずっとデカくて長い。 まだまだ長い旅になりそうだ。(ちょっと楽しくなってきてる)

 

変わっては戻る川の状況

特に変化ないなぁー。と、川を横目にのーんびり走りゆく。 すると急に川の状況が変わった、岩がゴツゴツしているのだ! そして現れる川をせき止める施設。ダムとまでは言い難い ミニダムだ!


ゴッツゴツ。こけたら痛い。
現れたミニダム

勝手に命名したミニダムだが前日の雨のせいもあり水量は 結構なものだ。この岩の変化、ミニダムを作るあたり水源が 近いのではないか。

結構な水の量でしたよ。


ゴツゴツを保ったまま川は流れる。むしろ岩のゴツゴツさは 上がっていく。そして来た、つり橋!!

つり橋ってなんでテンションあがるのか。


早速つり橋に乗り、揺らす。うっひゃー、怖ぇえ。早く止まれと じっとする。全く意味がないようだが正しいつり橋の遊び方だと 思う。だって楽しいもん。一人でも。

長い、まっすぐ、揺れる。
宿泊施設もあり、つり橋完璧。

宿泊施設などもあり漂う上流感。だって下流にはこんな施設 ないでしょう(勝手なイメージ)。近づくゴールに色々なイベント。 ほんのりとした冒険感に心が躍る。次は何だと心がはやる。 さぁ、さぁ。

使い回しじゃありません。


あ。しばらく走ると景色が戻った。ゆったりとした流れに あふれるアマゾンっぽさと下流感。見たことのある景色に 同じところ走ってるんじゃないかと思ってしまう。

なんども現れるミニダム
狭まることを知らない川

走っていくと徐々に岩がゴツゴツしてくるんだけど そこで毎回現れるミニダム。こいつが現れると川の流れが ゆったりとして下流感が増す。僕の期待を打ち壊す。 源泉を探す場合、川の様子に一喜一憂するのはよしたほうがいい。

それでも根気強く走ると見つかった源泉。それは次のページで。


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