今のところ地上付近では風はほぼ無し。そう思えても、少し上空に目をやると、テザーが風でくるくると回転しているのがわかる。このテザーを、クライマーは昇っていけるのか・・・?
地上付近ではピンと張っているように見えるテザーも、上空ではテンション(張り具合)が違ってくる、そこも難しいところ。そしてテザーのテンションによって摩擦係数が大きく変わるため、昇降のメカニズムにもそれだけ工夫が必要となってくる。自然条件のさまざまな要素を考慮して、しかも軽く丈夫な機体を作らなくてはならな・・・ヒー!!書いてるうちに大声出したくなってきたほど苦難の続く道だ。
とにかく舞台は整った。いよいよクライマーの登場だ。私もヘルメットかぶってグラウンドへと急ぐ。 |