スイッチを入れたとたん、「バン!」という音のあとに、基盤が2mくらいの高さで宙を舞った。あっ!と思うまもなく、基板は派手に床に叩きつけられて、電池とICがどこかに消えた…。
「バン」というのはマジックテープが剥がれる音だった。遠心力でマシンが吹っ飛んだのである。マジックテープは一瞬で剥がれると「ビリ」とかいわないで「バン」と鳴るのなだ。電子工作は勉強になるなあ。
その後、どっかへ飛んでいったICと電池を探して部屋中の家具の下をのぞき込み、全部の部品を回収するまでたっぷり15分かかった。
そして、再挑戦。今度はちゃんと電池とICをセロハンテープで固定して、マジックテープの接着部分もぐるぐる巻きにした。スイッチ、オン! |