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ロマンの木曜日
 
俺がキャベツ太郎だ!台湾コネタラッシュ

ふるさとはいつもあたたかい場所

「人生は旅のようなものである」という言葉がある。バカげたことをやっているときにこそ、こういう名言は自分を正当化するために役に立つ。


電車移動と違い、車だと気分は楽
やってきました嬬恋村

やってきたのは群馬県の嬬恋村。高原野菜の産地と知られるこの嬬恋村は、夏秋の時期のキャベツ生産量が日本一なのだ。小学校の社会科の時間に習った知識が今、こんな形で行動に結びついた。


地元生産者の方も二度見

嬬恋村の冷涼な気候は夏キャベツの生育にちょうどよい環境なのだ。8月の今はちょうど最盛期。広がるキャベツ畑がまぶしい。高速道路のサービスエリアでは浮きがちだったが、ここまで来てしまえばキャベツ太郎ならではの一体感がある。


オフィシャルキャラクターに挨拶
木立にもよく溶け込む

嬬恋村には特産のキャベツをモチーフにした「嬬キャベちゃん」というキャラクターがいる。まずは先輩に挨拶だ。

そして木立に入ればかなりの保護色。ちょっとした森の妖精にも見えてくる。劇団四季のミュージカルにこういう人が出てきたような気がしてくるのは錯覚だろうか。


重くてみずみずしく、すごくうまそう

村内に点在する野菜の直売所で正真正銘の朝採れキャベツを購入。100円という値段でずっしりと重い新鮮なキャベツが買えるのは産地だからこそだ。


新鮮キャベツでドレスアップ
念のため、ここのことです

キャベツの外側の葉をもいで胸のポケットに入れれば、紳士的な雰囲気がグッと出てくるのと同時に、キャベツとの一体感もアップ。駄菓子のイメージも霞むほどに大人のムードだ。

さて、ところでおなかが空いてきた。ただ、さすがに買ったキャベツをここでモリモリ食べるのは違うだろう。


専用タレもアピール
惣菜コーナーでも発見

そういうわけで、地元産キャベツを使った食べ物を求めて村内のスーパーに入ってみた。野菜売場ではキャベツ本体はもちろん、普通のスーパーではあまり見かけないキャベツ専用のタレというのも売り出されていた。

惣菜コーナーではキャベツを前面に押し出したメンチカツを発見。もちろん、超地元の嬬恋産キャベツを使用したものだ。

そんな中、逆転的な意外性もあって気になったのがこれ。


おなじみのアレも嬬恋押し
うまい

ヤマザキの惣菜パン、ランチパックだ。嬬恋産キャベツメンチカツ版である。

思いっきり産地のど真ん中で、おなじみのランチパック。地元野菜を使いました!というわけだが、ランチパック化されているとなんだか不思議な気持ちになる。売場にはかなりの量が積まれていて、店側の売る気が伝わってきた。「知り合いの農家さんのキャベツかも!?」と書かれているのも地元向けスーパーならでは。

ああ楽しい。すっかり嬬恋村を満喫だ。ただ、これってただの観光ではないだろうか。

そうではない。ここにはキャベツ太郎として自分探しにやってきたのだ。自分だからこそ、できることはないだろうか。


キャベツチェーンジ

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