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ちしきの金曜日
 
スイカの種からもやしを作る


もうお前たちはゴミじゃない!

今年の夏、毎日スイカを食べていたけど、みなさんはどうだろうか。
僕はこのあいだ、あの種を有効利用できる方法を思いついた。以前、当サイトの企画「もやし部」で、ゴボウの種やマスタードの種からもやしを作っているのを見た。じゃあ、スイカの種でも、もやしは作れるんじゃないだろうか。
というわけで、毎日食べたスイカの種を集めてもやしを育ててみた。

加藤まさゆき



というわけで買ってきた


農協の直売所で1400円。

並んでいた中で飛びぬけて巨大だった1400円のスイカだ。一緒に並んでいた1600円のスイカよりも巨大だったので、「すごい! コイツだけ超でかいのに安い! お買い得!」と大喜びで購入した。そして自宅に帰って興奮しながらも、ごく慎重に割ってみた。


大きなスイカを割る喜び。ぼかぁ、幸せだなあ!


そして裏切り。


内部には、目を疑わんばかりの空洞があった。
いわゆる「すの入った」状態である。しかもこれまで見たことが無いほどのサイズの超巨大な「す」だった。やはり重量で決まるスイカの価格、そう簡単においしい話は無いのだろう。「指でトントン」をやらずに買ってしまったのは失敗だった。でも一口食べてみると非常に甘く、味のほうはごくストレートに「おいしい話」となった。


食べる

ひたすら食べて、種を集める

僕は中学生のとき、誕生日プレゼントとして親にスイカをねだったくらいの無類のスイカ好きで、その気持ちは年が高じて増すばかりだ。毎日毎食スイカを食べても全く飽きない。というわけでこの超巨大(だと思ったまあまあ大きい)スイカを3日にわたり毎食食べ、種を回収した。


種を取って
食べる

集まった。

そして集まったスイカの種。
よく洗浄し、軽く乾燥させてから実験に用いることにした。よく分からないけど、種の側としても、一度乾燥しないと、まだスイカの中にいるような気がして、発芽する気が起きないんじゃないかと思ったからだ。

で、集まったこいつを、「土もやし」という手法でもやしにすることにした。

近所のホームセンターで299円

土もやしの作り方

土もやし、とはその名のとおり、土で育てるもやしのことである。土には粒状である園芸用鹿沼土を用いた。この方法のほうが自然に近くて、脱脂綿よりもしっかりと育ちそうな気がしたからだ。
また、当サイトの企画「もやし部」で試していなかった方法でもあったので、試してみることにした。


バットに土を入れ、水を張り、種を撒いたところ。
拡大図。黒い種も乾かすと意外と茶色い。

以下、日々の変化を「もやし部」と同じスタイルで追っていきたい。


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