忍者の身だしなみも学んだでござるよ。
「水蜘蛛(みずぐも)」という道具があります。昔、忍者が水の上を歩くために使ったと言い伝えられている道具です。丸い形状の板で、それを足に取り付けて使います。
そろそろ夏も終わりですが、夏と言えば水遊び。今年の夏はこの水蜘蛛で遊んでみました。華麗に水の上を歩いて私も忍者の仲間入りをしたいと思います。にんにん!
(吉成)
まずは水蜘蛛作り
水蜘蛛で忍者になるためには、まずは水蜘蛛を用意しなければなりません。残念ながら水蜘蛛なんてものは東急ハンズでも売ってないので自分で作ることに。ホームセンターに行って部品を購入してきました。
忍者の使う水蜘蛛は、目立たず持ち運びが簡単に出来るように数枚の板に分かれた構造だったようです。当初大きな板から切り出して部品を作ろうとしましたが、手ごろな大きさと形の板を発見してそれを購入。
位置を決めて紐を通す穴を開けます。
水蜘蛛部品完成。切らなくていいので楽です。手抜きとも言う。
購入してきた板に加工を施し水蜘蛛部品は完成。これを紐で足につけて水の上を歩きます。
やはり格好も必要でしょう
やはり、水蜘蛛で忍者になるならば、それ相応の格好をしなければなりません。しかし、忍者の服なんて持っていないし、何処で買えばいいのか。ここはやはりデイリー忍者界の偉大なる開祖。あの方に相談してみましょう。
あの方。安藤さん。日々忍者としてあんなことやこんなことされています。
吉成「忍者衣装は何処で入手できますか?」 開祖「東急ハンズとかドンキホーテに有るでござるよ。」
水蜘蛛は売ってないが衣装は売っている。これで私も忍者に近づいた。本当は安藤さんのを借りようとしたが、忍者の任務が詰まっていたので借りられず。自前で用意。「また変な物が増えたね」と妻が静かに笑っていた。
こうして、衣装も揃いました。これらを持って水蜘蛛実施会場に移動します。
静かな海で水蜘蛛
水蜘蛛で水の上を歩くなら何処かの城の堀でと行きたいところ。しかし、そんな事をさせてくれそうな城は無い。また、水蜘蛛やるならば波や流れの少ない静水で広い場所がいい。プールなどがそういう場所になりますが、世を忍ぶ姿のまま入れてくれるようなプールは無いでしょう。
ということで、こんな所にやってきました。
忍者、南伊豆に立つ!
南伊豆は石廊崎港までやってきました。伊豆最南端の地。ここは深い入り江になっていて非常に波が穏やか。たまに観光船や漁船が通る以外はほぼ静水と言える状況です。ついでに海水の方が浮きやすいのでより水蜘蛛に適していると言えます。
では早速、水蜘蛛を装着するでござるよ!
やる気十分でござる!近くを通った漁師のオジサンに「おー、忍者かー」と驚きとも、感心とも違う言葉を一言かけられる。こんな突っ込み所の多い格好をしているはずなのに。
まずは水蜘蛛の組み立て。紐で履いているサンダルに固定します。
「南伊豆まで来なくてもやれる場所あるだろう」と思われるでしょうが、いざという時に友人の助けを借りるため、友人との旅行中に無理やり決行したのでござる。
夏の日差しに忍者装束は非常に暑い。大汗かきながら作業をすすめ程なく装着完了。
足を入れる所が出来るとグッと水蜘蛛らしくなったでござる。なっているのか?
これで水蜘蛛が出来上がりました。これを使って華麗に水の上を歩きます。
ハンズで売っている忍者の服は通気性が極めて悪いでござる。既にムレムレじゃ。にんにん!
ではいよいよ水蜘蛛で海の上を歩くでござるよ!