『チャイナ・ドリーム』
スケール感が伝わりにくいかもしれないが、グラスの容量は約４リットルある。中身のご飯はなんと２合分も入っており、見た目以上に内容量がぎっしり詰まっている超大盛りのカクテルだ。 そんなことより「ご飯ネタでそこまで引っ張るか！」と思われるかもしれない。が、僕はこの日の撮影のためにご飯を４合も自宅で炊いて、電子ジャーごとわざわざバーまで持って行ったのだ。大目に見て欲しい。 ちなみに中身は帰宅してから全部食べたのだが、久しぶりの本気勝負をする羽目となった。翌日は全力で胃もたれし、三十代の自分を痛感する結果に終わった。
どんな夢でも叶うあのボール！
趣旨がだいぶ遠くに消え去りかけているが、今日のテーマは夢を叶えるカクテル、である。 僕らの世代にとってどんな夢でも叶えてくれる宝物、といったらアレしかないだろう。四次元なポケットでも、魔法の手鏡でもないアレだ。というわけで最後のカクテルではアレをグラスの中に表現してみた。 出でよ神龍！そして願いをかなえたまえ！
『ドラゴンなボール』
失敗の原因は何か
見ての通り、「微妙」としか言いようの無いものが出来上がっている。 全力で前フリしたから読者の皆さんはこれをドラゴンなボールと辛うじて認識することができるだろうが、何も知らない人がいきなり目の前に出されて、「ドラゴンなボールかな？」と判定できる確率は消費税率以下だろう。せっかくこの記事のトリを飾る予定だったはずのカクテル、なぜ失敗に終わってしまったのか、以下その原因を探っていこうと思う。
神龍、出現の気配なし。
１．冷凍させたら白く濁った。
材料はこちら。
ドラゴンなボールの、あの茶色がかった橙色を表現するために、りんごジュースとアセロラジュースをブレンドし、丸氷製氷器に入れて冷凍させたのだが、ジュースは冷凍させると白く濁ってしまい、全く透明感が出なかった。カクテルらしくフルーツ中心で作りたかったのだが、こんなことなら意地を張らずに最初から食紅を使っておけば良かったと思う。
２．星を表すクコの実がうまく見えない
思ったように表面に出てこない。もしくは出すぎ
さらにフルーツとして乾燥クコの実を用い、１〜７個の星を表現したかったのだが、これがプカプカ浮かんでうまく製氷器に入らない。それでも無理矢理凍らせたら、何でか知らないがクコの実は全く見えなくなってしまった。じゃあたくさん入れたら少しは表面に見えていいバランスになるかな、と思いいっぱい入れたら今度は逆に全部が表面に集まってきて、何だかわけの分からないことになってしまった。
失敗と認めたくないので、無駄に写真を載せます。
結論
デイリーの企画会議で「中華丼をオリジナルカクテルにしたい」という旨の発言をしたら、他のライターさんからあっという間にカクテルの案が次々と誕生した。今回の記事のスノースタイルは林さんのアイデア、ちらし寿司は乙幡さんのアイデアである。 いったい、デイリーのライター陣の発想力をもって夢カクテルを全力で創案したら、どんな傑作ができるかと思うと、もはや想像を超える領域だ。
とりあえず今回ご紹介したカクテルは、簡単なレシピ集にしてダウンロードできるようにしました。お洒落な夜のお供に、是非ご活用下さい。
夢を叶えるカクテルレシピ集がpdfでダウンロードできます。 （PDFの表示には Adobe Reader が必要です。 → Adobe Reader のダウンロード）
>> 夢を叶えるカクテルレシピ集 <<
取材協力・BAR「DALI」 つくば市天久保つくば市天久保3-15-1
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格安価格で飲みながらケイコが話を聞いてくれるので、恋に悩む学生さんとか、データがうまく出ない研究者の方々は、心を癒しに行ってみて下さい。
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