だいたいどういうことかわかっていただけただろうか。
まだまだ非常に興味深い話はたくさんあるのだが、紙幅がない。とにかくすごいかっこいいことが東京湾で起こっているのだということだけ写真でお分かりいただければと思う。
あ、これだけお伝えしておこう。ビッグ3のクレーンだが、これらの能力はそれぞれ4100トン吊、3700トン吊、そしておなじく3700トン吊というもの。つまり、今回の6000トンのトラス桁を持ち上げるには、数字上は2台あれば足りる。
ではなぜ3台なのか。
それは、上記で触れたように、ここは羽田空港が近いため高さを上げることができない。それは工事中も同じ。つまりこのクレーンさんたちはなるべく高さを上げないようにがんばってこらえている状態なのだ。
腕を中途半端に横に伸ばした状態で物を持ったらつらいのと同じなのは人もクレーンも一緒。だから3台必要。そういうわけだ。そうきいてこの3人のクレーンさんを見ていると、ますます愛おしく見えてくる。
こんどは架設工事を目の当たりに!
で、数日後、ふたたび船上に。こんどは橋脚の上に同じクレーンたちがくだんのトラスを載せる雄姿を見せてもらった。 |