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ひらめきの月曜日
 
八宝菜の「八つの宝」研究台湾コネタラッシュ

人それぞれの「宝」を集めて

確実に「宝」ばかりを集めたリアル八宝菜を作りたい。しかし、食べ物における「宝」とはなんだろう。

そこで今回は、デイリーポータルZのみなさんに「あなたにとって『宝』という言葉が一番しっくりくる食材はなんですか?」という質問を投げかけて、宝と言える具は何なのかを調べてみた。


高瀬さん(ライター)…「いくら」

「その輝きっぷりがお宝を連想させるから。団体戦(ex.いくら丼)でも個人戦(ex.2〜3粒程度の彩り要員)でも戦える戦術の豊富さは他の追随を許さない。決して安くはないその価格も、宝の条件として欠かすことの出来ない重要な要素と言えよう。なんたってウマいのがいい。これに尽きる。」


斎藤さん(ライター)…「いくら」

「キラキラしてるからです。」


安藤さん(編集部)…「 いくら」

「 きらきらしていて宝石みたいだから。栄養がありそうだから。今食べたいから。」


確かに君は輝いている

林さん(ウェブマスター)…「かずのこ」

「直感的には半透明でキラキラしてること(天然で半透明の食材なんて滅多にないですよね)。ましてはカズノコは金色です。知識からくる理由としては、卵をかえして育てれば魚一匹になるものを食べちゃってるという贅沢さでしょうか。コレステロールが高いから食べるとよくないと言われているのもまた宝っぽさを引き立てています(これはソーシャルな理由)。」


君もその輝きは負けてはいない

魚卵第2弾だ。確かにタマゴというのは、「子宝」という言葉もあるように、宝っぽさとイメージがつながると思う。ひと粒ずつをよく見たときのキラキラ感も宝石のようだ。

ちなみにみなさんへの質問は、八宝菜を作るということを伏せて聞いている。そういう前提なしに自分が思う「宝」を決めていただきたかったからだ。一般的な八宝菜とは違うものがチョイスされているのはそういうわけだ。


べつやくさん(ライター)…「うずらのたまご」と「ぎんなん」

「うずらもぎんなんも、料理にごろごろ入っているわけではないのが宝っぽいのだと思います。特にぎんなんは、茶碗蒸しの下のほうから発掘される感じが宝っぽいです。」


中華丼に入ってる数を人のと比べがち
「銀」とつくのも宝っぽい

魚のものでこそないが、タマゴ第3弾のうずら。特別高級な食材ではないにも関わらず、ツヤツヤでコロコロしているのがそれっぽさをかもし出す。ぎんなんは茶碗蒸しでのポジションが確かに「宝!」という感じだ。


藤原さん(ライター)…「プチトマト」

「コロコロした感じが宝石を思わせますし、お弁当やサラダにそのままの形で投入されていて、食材としての存在感もあると思います。希少価値はありませんが、アクセサリーのような「宝」っぽさを感じます。」


張り詰めた様子に宝感あり

身近な食材ながらも、言われてみれば宝的な魅力にあふれているプチトマト。口の中で中身が弾ける食感の楽しさも、みずみずしいお宝っぽさがある。

さて、ここまで5個の「宝」が確定した。宝だと認定されたわけだから、これらを作って八宝菜を作れば、間違いなくその名の通りに「八宝菜」であるわけだ。

いくら・かずのこ・うずのタマゴ・ぎんなん・プチトマト。一般的な八宝菜を思うと、やや心配になる取り合わせだが、他の食材でバランスが取れるだろうか。


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