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ロマンの木曜日
 
メンコ必勝装置を夢見て


この企画は最終的に失敗します。

小さい頃、一時的にメンコが自分の中だけで流行ったことがあり、 自分で並べたメンコに対して自分で投げつける自分対自分の一人をメンコをよくやっていた。

だが生来の非力さにより、メンコをひっくり返せたことが一度もない。 ひっくり返してこそメンコである。悔しくて何度も挑戦したが、 そのうち肩がおかしくなり屈辱だけを残したまま自分内メンコブームは去った。

だが一度ぐらいひっくり返す快感を味わってみたい気持ちはまだある。

練習するのは面倒だけど、 大人の知恵と勇気を駆使すれば苦労なしで出来るようになるのではないか。

それは夢の「メンコが必ずひっくり返る装置」である。

小柳 健次郎



考えたる仕掛け

投げたメンコがメンコをひっくり返すのは、たぶんメンコの風圧とかなんかそういうものの作用なんだろう。

だったら30cmぐらいの鉄板でメンコを作ればかなりの確率でひっくり返せるかもしれないが、 それは頭が悪すぎる。もっとロジカルな仕掛けで大人の知恵を示したい。

なのでこういうのを考えました。


メンコを投げる前は電気が流れておらず電磁石に磁力はない。

メンコを投げて電気が通り磁力が働くと、磁石の付いたメンコが反発してひっくり返る。たぶん。

大人の知恵とかいって小学4年理科の風情だが、それぐらいの知識しか持ってないのだからしょうがない。

でもこの仕掛けを思いついたときは「頭イイ!」と思いました。自分が自分に。 (ちょっと詳しい人が見たらすごく頭悪い設計図ですがそれはまだ言わないで)

 

制作開始

というわけで作っていきます。


使うのは小さいピンク侍と大きいピンク侍のメンコ。買ったメンコはなぜかすべての柄がピンクを基調としていた。
勝つメンコは小さい方にする。小さいのが大きい方をひっくり返した方が達人な感じがするからだ。

箱の下に電磁石などを設置。
負けるメンコに磁石を貼り付ける。

完成しました。

なにか制作の苦労話とか難しかったところとか書こうと思ったら、 あまりに簡単すぎてなにもなかった。

途中でタンチョウが越冬しに来たとかのアクシデントがあれば書くこともあるだろうが、 残念ながら我が家は戸締まりをしっかりしてるのでそういうこともない。

とりあえず完成はしたので試してみる。


 

へぼい

ピクッとしただけ。なんというか、とてつもなく予想通りの結果である。

いやそれだと最初から作る気なかったんかと言われそうだがそうではない。

設計図を書き終えた段階ではちゃんと動くと信じてた。 メンコがスイッチ代わりになるところなんかは素晴らしい発想だと我ながら思っていたのだ。

でも「メンコをひっくり返すにはそうとうな磁力が必要」であることに 完成間近という最悪のタイミングで気づいてしまったわけです。そりゃ無理よ。

 

磁力を強めればいい。

「磁力を過大評価しすぎ」という痛恨のミスで失敗したが、 それなら磁力を高めればいい。

つまりこう。


15個に増やした。

単純計算すれば15倍の磁力である。ひっくり返る可能性も15倍だ。


 

15倍もピクッとしなかった。


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