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ひらめきの月曜日
 
どこでも音楽室

音楽家の肖像をはればどこでも音楽室だ!

音楽室といえば、何しろ音楽家の肖像だろう。

プツプツ穴のあいた防音壁やグランドピアノ、木琴、鉄琴といった家庭にはない楽器類ももちろん印象的だが、やっぱり音楽室といって最初に思い出すのは肖像画しかないと思う。

そう思って、いろいろなところに大音楽家たちの肖像画を張り出してみた。


実家に帰る電車はいつも1両がらがらで、本当に助かります

普通に売っていたけど、高い

ちなみに音楽室用として例の肖像画は普通に販売していた。どんな店で、と思ったら楽器店であった。そういうことになっていたのか。

販売はセットが普通のようで、おなじみの面々のセットのほか、門外漢を突き放した濃いラインナップの肖像画のセットも売られていた。

種類もいくつかあるようで価格差はあったが、12枚くらいのセットで10000円前後であった。おっと、結構なお値段。ひるんで、今回は手作りで間に合わすことにした。


しげしげと見る母

高いのは、意外にでかいから

販売している肖像画が意外に高い理由は、1枚が意外にでかいということころにもあるようだ。1枚がB3サイズだという。

立派にJALの世界の美女カレンダーぐらいある。例えが一般的でなくて申し訳ない。私にとってのでかい紙というと子どもの頃なぜかトイレにかけてあった世界の美女カレンダーなのだ。

雑誌なんかで多いのがB5サイズだから、4冊並べたぐらいの大きさ。うわあ、でかい! と思ったのだが、調べたら車内吊りポスターがB3だそうだ。

あれ? そんな大きくもないか? 中吊りもでかいのか?  世界の美女カレンダーはもっとでかかった気もするぞ?


とにかく、今回は扱いやすいA3サイズのものを自作

自作したといってもコピーしただけです

結局、今回は海外の画像共有サイトなどをあたって5人の「あの人たち」に集結してもらった。上の写真の右上から時計回りに

・モーツァルト
・バッハ
・ベートーベン
・コレルリ
・シューベルト

の、みなさんだ。カラーコピーでA3サイズに出力しただけだが、さすがの迫力。学校の七不思議があったら、必ず夜になると目がきょろきょろ動くと噂される方々だけのことはある。

ちなみに大音楽家のメンバーはいかにもといった、音楽の成績の非常に悪かった私でも知ってるおなじみの方々という選抜をさせてもらった。


おまえ、本当に俺のことも知ってんのかよ

こだわりはこの方

すみません。知りませんでした。

そう、「誰だか分からない人」というのも、音楽室には必ずいたじゃないか(私は音楽の成績がまるきり良くなかった)。

大変大変失礼なのだが、上の写真で私のぼさぼさ頭を厳しく見つめていらっしゃるアルカンジェロ・コレルリ(コレッリとも)先生にはその枠を担っていただいた。

ちなみにコレルリはバロック後期に活躍、合奏協奏曲の形式を確立し、ヴィヴァルディの師匠でもある、大大大作曲家(演奏家でもある)。ということを今慌てて調べました。今度、CD買います! だから許して!

実際、音楽室になった?

ばーっと今回のことの顛末を説明してきたが、さて、実際前のページの写真をごらんになって、いかがでしたでしょうか。電車が、原っぱが、音楽室になったように見えたでしょうか。

実は、私は写真を見て「あれれれれ?」となった。

実際、生で見るとかなりどこでも音楽室になって満足したのに、写真だとぐっと音楽室感が落ちてしまっていたのだ。


笛を吹いて気分をもりあげたのに。そして左側の母はカメラ目線

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