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ロマンの木曜日
 
サイダーでお茶を割ったら はい、チャイダー

本当にダジャレから生まれたチャイダー

チャイダーを開発し、チャイダー屋さんをやっている店長の村上さんにお話を伺った。


地域の人に愛される店長。


僕「チャイダーって、なかなか無茶な組み合わせだと思うんですがどうやって出来たんですか?」

店長「数年前に尾道に戻ってきたとき、若い人らに活気が無くて何か面白いことやりたいなと思うてたんです。その時知り合いのお茶屋さんから、サイダーをお茶で割って、チャイダーって売り出したら面白いんじゃないかとお話を頂いて、それは面白いと!」

僕「ダジャレですか!?サイダーでお茶を割ったら美味しかったから売りだそう!とかじゃなくてですか」

店長「ダジャレです。でも聞いた瞬間、こらぁ凄いアイデアや!と。チャイダーはアジアのコーラになれる!と思いましたね。飲んだこと無かったけど」

僕「飲んだことないのに凄い自信だ」

店長「そっから実際に作ることなって、そのお茶屋さんと地元でサイダー作ってる会社に協力してもらって出来たのがこのチャイダーです」

僕「ダジャレで始まったのにこの完成度」

店長「初めは勢いだけやったんですが、やり始めたら真剣になりますね。お茶もチャイダー用に作ってもらっとるもんです」

 

チャイダー用のお茶はチャイダーにしてこそ

そう聞くとお茶そのものの味もみてみたい。お茶とサイダーを分けて出してもらった。


チャイダーに使ってる地サイダーとチャイダー用の煎茶。


店長「たぶんお茶だけやったら渋て飲めん思いますよ」

お茶だけ見るとかなり色が濃い。ちょっとひるみつつもすっと一口飲んでみる。香りは良いが、苦味が強い。口の中にずっと残る感覚があり、あまりおいしいものではない。

僕「あー、苦い。これだけじゃあ飲めませんね」

店長「サイダーで割ることを考えてかなり濃いめに出してもらっとるんでね。甘味と酸味がないと飲めませんわ」

気を取り直してサイダーを。こちらも尾道で作っているという尾道サイダー。冷えているのをグッといく。シュワッ。かなり強めの炭酸と控えた甘さにキレのある酸味。スッキリしていて爽やかだ。サイダーを飲んで爽やかになろう。


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