デイリーポータルZで過去に取り上げた乗り物をまとめたインデックスページの後編です。前編の「速い乗り物」に続き、後編の今回は「遅い乗り物」を集めました。
日本最北端のゴンドラや戦車、ペットボトルで作った船やメガトン級の重量感がある豪華客船など、バラエティ豊かな乗り物がそろっています。
目的地に速く着くのもいいですが、移動を楽しむという点では遅い乗り物も魅力的で、どこか優雅な気がしますので、遅い乗り物を堪能してみてください。
(デイリーポータルZ編集部+地主 恵亮)
豪華客船と普通の船
遅い乗り物の代表はやはり船だ。デイリーポータルZにもたくさんの船が登場する。その中には、まるで三ツ星のホテルのような豪華客船も含まれている。飛行機でビューっと一気に目的地に向かうのもいいが、豪華客船で舳先に立ったりしつつ、ゆっくりと目的地に向かうのも優雅で悪くない。
デイリーポータルZでは、まだ誰も豪華客船に乗船していないようで、上のような外の様子を納めた写真はあるけれど、中の様子を伝えた写真は掲載されていない。デイリーポータルZで中の様子が伝えられている船は大体豪華じゃない船(普通の船)だ。
バラエティ豊かな遅い乗り物たち
日本最北端にあり同時に日本最短のゴンドラや、観光用モノレール界一のモノレール、日本で運用されている中では最大級のダンプなど、変り種の遅い乗り物も登場している。
また自ら遅い乗り物を作ったり、選んだりして多くの人が乗らないであろう物に率先して乗っている場合もある。 そして、そういう時に限って天候が悪かったりする。それでも実行するのがデイリーポータルZらしいなと。
昭和を感じる路面電車
路面電車もよく登場している。路面電車は僕だけかもしれないけれど、どこか昭和な感じがして、新幹線などにはない温かみを感じる。 いつか見た昭和を舞台にした映画にも路面電車が走っていた。逆に近未来を描いた映画に路面電車が走っているのをみたことがない。だから、路面電車が昭和っぽいという僕の感覚は間違っていないはずだ。なんだか懐かしく感じるのだ。
今はなき岐阜の路面電車も登場している。 昔、僕の知り合いがこの路面電車の沿線に住んでいてたまに東京から遊びに行っていた。僕が最後に岐阜に行ったとき、駅前のパルコがつぶれていた。だから、パルコを見るたびに僕は岐阜のつぶれたパルコを思い出し、「岐阜に遊びに行っていたなぁ」となんだか懐かしい気持ちになる。
ゆっくりと移動を楽しむのも悪くない
前編の時も似たようなことを書きましたが、これ遅い乗り物なの? という疑問がわくかもしれません。しかし、新幹線と比べると遅いよな、などの優しい気持ちで見てみてください。なにか新たな発見があるかもしれません。また、その乗り物が掲載された記事へもリンクが貼ってありますので読んでみてください。秋の行楽シーズン、どこかに出かけたくなるやもしれません。