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ちしきの金曜日
 
800tクレーンスペクタクル再び

1年経ってふっきれた

実はここ東金で、この800tクレーンを使った橋桁をかけるスペクタクルショーは昨年も行われていたのだ。


去年の様子。前ページのちょうど真後ろから見ているところ。このときは下から3層目部分の橋をかけた。今年に比べてかなり複雑なクレーン操作している。職人技!

工事を見つめる方々と通行止めされている道路、そしてその向こうに800tクレーンの活躍。歴史に残る光景だ。【画像クリックすると大きくご覧いただけます】

夢中で見つめるオーディエンスは去年も。なかには赤ちゃん連れの方も。すばらしい情操教育。

開催されたのは2008年10月21日の深夜。ちょうど一年前だ。ご覧の通りちゃっかり見に行ってしっかり撮っている。昨年も、DPZで記事にしようと思ったのだ。

なぜ記事にしなかったのかというと、「これ、記事にして面白いかな?」って疑問に思ったから。

 なぜ今年は記事にしたかというと「これ、面白い!かっこいい!すげー!」って思ったから。そう、要するに1年経ってぼくがふっきれたのだ。前ページ冒頭でも紹介した大橋ジャンクションでの800tクレーンの活躍を記事にしたり、臨海大橋のとてつもない工事を記事にして、いいんじゃない?って思ってしまったらしい。

 このひらきなおりが正しいのかどうかはみなさんの判断にお任せしたい。すまん。

 

みんなもっと見たほうがいいよ

 ここからはぼくの勝手な想像、むしろ邪推に属することなのだが、昨年の工事は比較的大々的に予告されていたのに比べると、今年はひっそりとしていたように思う。これ、たぶん政権交代もあって以前からある大規模な公共工事への風当たりがさらに強くなったことの表れなんじゃないだろうか。

 で、クルマの免許も持っていないぼくが思うに、こういう工事を無駄にしたくなかったらもっと見たらいいと思うんだよね。だってお金払ってでも見たいはずのスペクタクルショーがこうやって誰でも見れるんだよ!このショー自体が公共事業だよね!

 いや、それは言い過ぎだ。すまん。でもこの巨大な物体がミリ単位で制御される職人技って、ほんとかっこいいし、感動するよ。


見学スペースの一角にはプレハブが用意され、
なかには温かいお茶(現場はちょう寒い)やちょっとしたお菓子などが用意されていた。至れり尽くせり!

壁には各作業段階の内容を示した図面も。非常に興味深い!【詳しく見たい方は画像クリックで大きくご覧いただけますよ】

クレーンの説明も。すばらしい。

びっくりする話はいっぱいありますが

たとえば、これだけ重いものをクレーンで持ち上げるとなると、地面が素のままだと耐えられないから、地下3メートルぐらいまでコンクリート入れる、とか。あとこれが水の上だとその必要ないから10倍でも重いもの持ち上げられるクレーンを使えるとか。臨海大橋の記事のトラスは6000トンだったけど、あれは海の上だからできるんだねー、とか。水の方が地面より「しっかりしてる」ってすごい話。

見た目もすごく、聞く話もすごい。巨大道路工事ってすばらしい、って思った。免許持ってないけどな。

実は昨年も今年も、高速道路フォントの赤塚さんと一緒に行きました。左がNEXCOの方に熱心にあれこれ質問する赤塚氏。かれはかたぎの会社員のはずなんだけどな。

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