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ひらめきの月曜日
 
自画像パズルに変な顔で対抗する


 

おもちゃ売場に並んでいるものの中で、パズルという特に知的なジャンルだと思う。昔ながらのジグソーパズルといった定番品もあるが、最近は様々な趣向が凝らされた商品がたくさんあって、見ているだけでも感心させられる。

先日もなんとなく量販店のパズル売場を眺めていたところ、ちょっと変わったパズルが目に入った。「ジガゾーパズル」なるものである。

よく読んでほしい、「ジグソーパズル」ではなく、「ジガゾーパズル」だ。「自画像パズル」ということらしい。

よくあるジグソーパズルのように見えるが、パッケージに書いてあることがすごい。そしてこの頭のよさそうなパズルに、あほらしさを結集させて対抗してみた。

小野法師丸



思わずパッケージを熟読した「ジガゾーパズル」

今回購入したのは、手品用品などで知られる株式会社テンヨーから発売されている「ジガゾーパズル」だ。ジグソーパズルの「ジグソー」と「自画像」をかけているネーミングだろう。


どういうことだ?と言いたくなるパッケージ

基本的には300ピースのジグソーパズルなのだが、「地球上の誰の顔でも作れます」と、すごいことがさらっと書いてある。そして歴史上の人物や有名絵画の顔が並んでいるパッケージ。どういうことなんだ?


顔認識カメラでも確かに認識されている

買った人の誰の顔でも作れる。この手の商品の中には、自分の顔写真のデータをメーカーに送って、それをもとにして作られたものがあとから送り返されてくる、というタイプのものがある。そういうことなのか?

と思ったが、手に取ったパッケージをよく見るとそういうことではない。


シンプルな内容

パッケージの中身はこんな感じ。マニュアルと並べるための台紙、そしてパズルのピースだ。そう、すでにピースとなる300の厚紙片はそこにあるのだ。


シンプルなグラデーションの表側
いろんなマークが並ぶ裏側

ピースの表側は白と紺色のグラデーション。よく見ると薄くいろいろなアイコンのようなマークも印刷されている。そして、それと同じマークが裏側にはっきりと描かれている。

このマークはパズルとしての出来映えに関係するものではないのだが、並べ方を決める上で重要な目印となる。


まずはマニュアル記載の見本から

通常のジグソーパズルと違い、このパズルは並べ方が一種類に決まっているわけではない。ピースに印刷されたマークを参照しながら並べていくことになるのだ。

なかなか話が見えてこないのは、私も半信半疑でやっているからだ。まずはマニュアルにいくつか載っていた並べ方見本のうち、ひとつ選んでやってみよう。


まずは目印としてわかりやすい十字から
まだまだ謎

並べ方見本にある通りに、ピースの両面にあるマークに気をつけながら並べていく。ピースはどれも同じ形なので、全てが全てのピースとつながるようにできているが、並べ方には向きも4方向あるので注意が必要だ。

グラデーション模様の表に印刷されているマークは、完成したときの見た目を考慮してなのだろう、光の当たり方を調整しないとかなり見づらい。裏にあるはっきりとしたマークを見てピースを探し、向きを確認しながら表を上にして並べていく、という作業になる。

数十ピースを並べたくらいではまだ何がなんだかわからない。続けてみる。


4分の1を並べてもまだわからないか
半分並べてやって見えてきたか

普通のジグソーパズルと違い、周囲とつながる柄ではなく、並べ方の図にあるマークを探すことになるので、ピースは比較的見つけやすい。ただ、隣のピースと絵がつながっていくというひとつひとつの実感がないので、作業自体は地味ではある。

ほんとにこれでいいのか、と思いながら進めていく。4分の1くらいではまだ実感がわかなかったが、半分まできたらさすがに「おっ!」と思えてきた。もうおわかりの方もいるだろうか。


最後のピースを埋めて…
見えてきたのは夏目漱石

完成して見えてきたのは、昔の千円札でよく見た夏目漱石だ。ディティールはともかく、全体像としては確かにそう見えると思う。見づらいという場合は、ディスプレイから離れて遠目で見るとわかるのではないだろうか。

これはおもしろい。ただ、この商品の名前は「ジガゾーパズル」。どんな人の顔でもできるというものだったはずだ。どういう仕組みになっているのだろうか。


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