“ハンザキ”がハンバーグに似ているので作ってみた

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はっけんの水曜日

サンショウウオ裏返して日が暮れる

熱いうちにひっくり返そうとするから選択肢が狭まるわけで、いったん肉と鉄板を冷ましてしまってからゆっくり処置すれば、裏返すまでの道が開けそうだ。頭いい。

大きい板がなかったので、段ボールにラップを巻いて一時避難場所にする。熱くなければ手で補助しながらひっくり返せる。

では始める。

「むにっ」少しづつ鉄板からはがして、移動してもらう。

乗っかったところ。さあこれからなんとする？

ここへ来てもまだ裏返すやり方は決定していない。鉄板を上に載せて返す？それとも空中で回転させる？もう食べてしまうとか？

でも冷ましていたおかげで肉にさわれるし、全体的に肉が締まってきていた。手で押さえて２人でいっせーのーせで返したらなんとかなりそうだ。夕日がもう富士山の上に迫っている、急ごう！

手伝い人と打ち合わせ中。「ここまで一気に倒す感じで、こう、こう」

「じゃ行きますよ」「こうね？」「はい、いっせーのーせ！」

インターバルタイマー撮影のちょうど狭間の瞬間に事を終えてしまった。激しい絵が撮れず申し訳ない。

オオサンショウウオの丸焼き。

おおお、ハンザキじゃー！ハンザキバーグじゃー！

ハンバーグそっくり！じゃなくてハンザキそっくり！

オオサンショウウオは、さばいたときに文字通り山椒の香りがするというが、これはナツメグの匂いがプンプンする。なんてったってこれは普通にハンバーグだからな。

さて、ここで例のハムが登場する。

ハムで口の中の感じを表現したかったのです。

ついでにゆで卵の白身を小さく丸くカット。瞳は黒胡麻で。瞳？

かーわーいーいー。

「ワァー」

かわいい言い過ぎてお腹すいた。じゃあ食べるか。

しかし体長を測ったら４８ｃｍ。なんと１０ｃｍも縮んでいた！さすがこのサイズ、桁が違う。１０ｃｍ分の肉がどっか行ってしまったよ。　

かくして、「ハンザキ≠ハンバーグ」ということがおわかりいただけたと思う。

でかいハンバーグを作る覚悟だけあれば、このようなやり方で手軽に作れる。皆さんもぜひワーキャー言いながら焼いてみてください。仕上がるに従ってかわいさ倍増。しかもうまい。

この日から数日かけて、少しづつ晩のおかずにしていった。夢の「一週間ハンバーグ生活」で、大変満足であった。

記事のためにハンザキのことを調べたら、ますますこいつのことが好きになってきた。いつかハンザキ大明神にお参りに行きたい、ハンザキ祭りにも行きたい（両方実際にある！）。生息数が減少中とのことで、今後もハンザキの動向を見守っていかねばと思った。ハンバーグの味と共に忘れないようにしたい。

繰り返すが普通にハンバーグであるから、あとからどう食べてもうまい。

【関西方面の方へお知らせ】

今週日曜、よみうりテレビの「大阪ほんわかテレビ」に出ます。情報喫茶店というコーナーにて「なんでこんなの作ったの？」という文脈で紹介される予定。大阪の人はストレートでいいですな。

見られる地域の方はどうぞご覧下さい。記事にちょこちょこ出てくる自宅が、割と丸写り！

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