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ひらめきの月曜日
 
大手チェーンの別業態店めぐり

別食材やグレードアップ感で迫る別業態店

続いては記事冒頭の写真でも紹介したこのお店。字体や「○角」という名前になっていることからも、メインチェーンの名前がすぐに思い浮かぶ方も多いだろう。


聞いたことあるような名前
「牛角」の会社がやってます

焼肉チェーン店「牛角」を展開する会社が営む、焼魚食堂「魚角」だ。居酒屋の「和民」と「魚民」は別々の会社がやっているのとごっちゃになるが、「牛角」と「魚角」は同じ会社がやっている。

「牛」の部分が「魚」になった「魚角」。なじみがあるのに新しい感じのする響きだと思う。


確かに魚介類充実の黒板
店内は牛角より明るいか

定食屋っぽい雰囲気
選べるご飯の量

店の前に掲げられていた黒板は、おしゃれさやかわいさは感じられないテイスト。シンプルに「魚食わせます」というメッセージが伝わってくるスタイルだ。

店内はうまそうな意匠が適度に施された落ち着いた雰囲気。「ご飯 お好きな量を選べます!」というのが定食屋っぽいうれしいお知らせ。よく見ると特大まで選べるというからすごい。


いろいろある中から選んだのは…
まぐろハラスのねぎま定食

牛角と同じ系列だからといって、チラッと肉で誘惑してくるようなことは決してなく、メニューは全て魚介類系。最も珍しいかと感じた「まぐろハラスのねぎま定食」を注文してみた。うんうん、手堅くうまい。

公式ページによると、店舗は東京と神奈川に合わせて9店舗。こちらもなかなか珍しい店のようだ。

ラーメン、とんかつ、魚定食と紹介してきたが、続いてはハンバーガーに行ってみよう。モスバーガーが展開する、ハイグレードタイプの店がある。


こちらは普通の「モスバーガー」
そしてはこちらは「モスバーガークラシック」

その名は「モスバーガークラシック」。店舗紹介ページによると、古き良き時代の時代のアメリカではじまったハンバーガーの原点である、アメリカンクラシックスタイルを追求したグルメハンバーガーの店なのだそうだ。

平成21年10月末現在、普通の「モスバーガー」は1330店舗あるのに対し、「モスバーガークラシック」は東京・神楽坂にある1店のみ。そう聞くと余計に入ってみたくなる。


なんかいい感じの看板
店内もおしゃれ

地味な驚きがわかるだろうか
お酒充実なのも意外

日本だとどうしてもファストフードのイメージが強いハンバーガーだが、その原点はカジュアルながらも、もう少し料理としてのたたずまいをもったメニューだったのだと思う。そうしたハンバーガーを出す店なのだろう。

店内は地元アーティストの原画が飾られているなど、一般的なハンバーガーショップとは一線を画す雰囲気。しかし、メニューを見て意外なことに気がついた。「モスバーガー」がないのだ。

モスバーガーなのにモスバーガーがない。業態が違うとは言え、意外と言えば意外。その代わりお酒のメニューが充実しており、コンセプトからして違うんだということを実感。


確かに風格違います
食べ方指南もあった

今回は最もシンプルな「ハンバーガー」をチョイス。大皿にフライドポテトと一緒に乗ってくるスタイルだ。

野菜がたっぷり挟んである上に肉も大きく、かなり立派なハンバーガー。でーんと来たのはうれしいのだが、食べ方に戸惑うのも正直なところ。そんな気持ちを察してか、食べ方を具体的に紹介する指南書もテーブルに置いてあった。


パティの照りもいい感じ
指南書にあった半月斬り

注文してから15分くらい待ってやってきたというのも本格性を表しているように思う。大きいので口を限界まで開いて食べるのもちょっと楽しい。パンもやわらかく、満足感は普段食べているハンバーガーと比べるとずっと高かった。

ここまで、全国展開している大手チェーンの別業態店を紹介してきた。続いてはややローカルなのだが、ぜひ紹介したい筆者地元のチェーンとその別業態店をレポートしよう。


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