焼いて、切って混ぜるだけ
本に書かれていた作り方を基に自家製クワスつくりを開始します。まず、材料は以下。
本ではライ麦パンまたはライ麦のどちらかを使うと書かれています。ライ麦パンの場合はドライイーストは使わないとありました。
しかし、購入したライ麦パンはドイツパンの店で買った物。本で言われているライ麦パンと同じか不安だったので使用しました。
「ベルリーナ・ラン・ブロード」という名前のパンでした。ライ麦70%入り。モソッとして柔らかくちょっと酸味がある。
200度のオーブンで25分ほどこんがり焼く。分量は熱湯3リットルに対して100g。適当に3枚使用。
まずはパンを焦げ目がつくまでよく焼きます。焼けたら、お湯で洗ったレーズン、皮と芯をとったリンゴ、皮を剥いたレモン、砂糖、蜂蜜と共に容器に入れて熱湯を注ぎます。温度が40度ぐらいまで下がったところでドライイーストを投入。
このぐらいになるまで焼きます。普通に食べるのでは焼きすぎ。
レーズン30g。リンゴ1/4個。レモン1/2個。砂糖50g。蜂蜜大サジ5。砂糖以外は結構適当に投入。
あとは暖かいところ(本には室温と書かれている)に2、3日置きます。
発酵してパンがえらいことになってくる。けど、出来たてのパンのようないい香りがします。
やがてプツプツと泡が出て発酵してきます。発酵が進んだら液を漉して冷やせば出来上がりです。時間はかかるけどやることは簡単。
プツプツと気泡が上がって来ます。漉して冷やします。
さて、飲んでみましょう・・・おっとその前に。
ライ麦パン以外でも作れるのか?
1つ気になることがあります。クワスではライ麦パンを発酵させて作るとあります。しかし、ライ麦パン以外では出来ないのでしょうか?
イーストと糖分があって、適当な温度であれば発酵するので、他のパンでも似たものは作れるはず。同時に仕込んでみました。
同じく200度のオーブンで25分。こんがりと焼きます。
他の材料、仕込む手順は同じ。分量は3分の1の量で。
大きいサイズの容器が無かったので食パンバージョンのクワスはライ麦パンの3分の1の量で仕込みます。
発酵成功。パンが凄いことに・・・
量が少ないので発酵が進むか心配でしたが、その点は問題なし。
ちゃんと発泡しています。こちらも出来たてのパンのようないい香りがする。
食パンも発酵は成功したようです。プツプツと泡立っていい香りがします。問題は味。二つを飲み比べてみます。
そして、本にはクワスで簡単に出来るスープのレシピも乗っていたのでそれも作ってみました。
これ作ってみます。
ここでちょっと注意点!
クワスは発酵の関係で微量ですがアルコールが含まれる場合があります。通常の作り方ならば1%に満たない量なので、自家製ビールキット同様作るのは違法ではないですが、車を運転する際や、アルコールに弱い方、お子様が飲む場合には注意してください。