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フェティッシュの火曜日
 
シメジで作った姫路城


紅葉が綺麗でした。話には関係ありません。

姫路城。声に出して読んでみて欲しい。

ヒメジジョウ、Himeji-jo

音として聞くとシメジ城と聞こえないだろうか。
それは僕の滑舌がよくないからか、シメジと言う言葉が
なじみ深いからか。

シメジ城

語呂も良いし、なんだかちょっと可愛い気がする。シメジ城の
方が良いんじゃないか。じゃあ作ってみようシメジ城。

 

尾張 由晃



姫路城かっこいい

と、作る前に姫路城がどんなものか説明せねばなるまい。


これが姫路城


とはいえ僕は城に詳しくない。築城当時の内装のまま今も 残っていて見ていて凄く楽しいとか、白鷺城と呼ばれるくらい 白壁が綺麗だとか、昔は豊臣秀吉がいたという位しか知らない。


超カッコいい

だが幸いなことに今回の場合城の歴史や概要よりも お城の見た目さえ分かっていただければそれでいい。 綺麗でデカくてカッコいい。それが姫路城。


これを作るのだ。シメジで。

この姫路城をシメジで作る。これを企画会議で相談したところ、 ウェブマスターの林さんより「出来なくてもタイトル面白いから やってみて」という回答を頂いた。

 

自信の源はブナシメジ

何は無くともシメジが無くては始まらない。 近所のスーパーに行ってシメジを買ってきた。


どっちゃり


これを見たらば僕の自信の訳が分かるだろう。 あぁそりゃ出来るわと大勢の方が思ったろう。


屋根を担当、普通のシメジ
壁を担当ブナシメジ

いくらでかいといったって、いくら綺麗といったって、 姫路城の外観色は、屋根と壁のたったの二色。

同じくシメジも傘と足の二色構成。 それに姫路城の誇る白壁の美しさに勝るとも劣らない 美白のシメジ、ブナシメジが数年前に発売されたのだ。 これだけ下地が整っていて出来ないわけが無い。 僕は時代に感謝した。

 

予想以上に簡単に出来そう


刺してもしっかりしてる

材料は揃った、後は組み立てるだけだ。 さぁ何で組み立てよう。そこにあった竹串で刺してみたらば 予想以上に固定できてて裂けたりしない。まぁこれでいいだろう。


ちゃんと刺さるもんだわ。
シメジの入れ物に立てかけたら一階部分完成。 

まずはブナシメジで壁を作る。サクサク刺さるしそう簡単には裂けたりしない。予想以上の築城適正。

土台はどうしようかと考えているとそこにあったはシメジの入れ物。なんだこれは、築城セットか。


ほら、なんか城に見えてきた


さぁ次は屋根に取り掛かろう。どうしようかなと、イメージのため 一階部分の上にシメジ一株置いてみた。するとどうだろう、 すでに城に見えてきた。これ、もう出来てるんじゃないか。僕は成功を 確信した。

 

居酒屋の仕込みか


ピントはわらじに合っている
焼いて食べたい。

瓦をイメージしながら串にさす。ブナシメジの時には 感じなかった居酒屋感が沸いてくる。焼いて食べたら 美味そうだ。見慣れた姿が訴える。


串焼きキャンプファイヤー

一段目の屋根が完成、並べてみる。何に見えるかと 言えば城ではなくて、串焼きだ。居酒屋の仕込みだ。 ここでやっとシメジで城を作る大変さに気づき始める。

 

案の定迷走

まぁまだ一段目だしね、ちゃんと出来たら城に見えるさ。 訳の分からない自信を頼りに作り続ける


小学生の工作でもこうはならんだろうという行き当たりばったり感。


さぁて二段目は。とあたりを見回す。発泡スチロールを見つけ これで完璧。イケたわコレ。と思ったのが上の写真。 何で爪楊枝を刺しているのか、今は僕にも分からない。このあたりから 暗雲立ちこめる。


シメジ御輿ならば理解できる


このあたりでやっと自身も不安を感じ始める。だがおそらくこの時点で作り始めて5時間くらい。もうやめるにやめられない状況だ。

五段重ねになったら城に見えるはず。屋根が一番上の屋根が出来たら城に見えるはず。

さっきまでの自信はすがるような希望に変わるも、幻想を見ながら作り続ける。そして見えてきた完成系は、幻想どころか悪夢のような物だった。

 

どうしたらいい?


どうコメントして良いか分からない


正直言って気持ち悪い。単体で見たらばプリッと可愛い あのシメジが、組み立てることでこんな事になるなんて。


高さ50センチの恐怖。

駄目だコレはと思いながら完成させた。ここでやめたら 作業時間11時間が無駄になる、記事が書けない。 駄目なのは承知でやめられなかった。不要な公共事業って こういう風に進むのかと理由のない共感を覚えた。


ベールをかけると新婦さんみたいだね。

全く城には見えないし、かわいらしいキャプションを付けて みたけどどうにもならない。

無駄に写真写りだけは良いのでいっぱい写真を載せて 「完成!この記事おしまい!!」としようかとも思ったのだが あまりにあんまりなのでこれを持って姫路城に行ってみます。


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