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フェティッシュの火曜日
 
富山回転寿司巡り

四軒目は「すし玉」

三日目に午前11時のオープンと合わせて入店したのは、お土産に生魚を購入した魚屋さん推薦の「すし玉」。

もう大体富山で今の時期に揚がる魚は一通り食べたかなと思ったが、まだまだ富山湾の底は深かった(物理的にも深い海です)。


早く来すぎて、駐車場で20分くらい待ちました。 入口に置かれた黒板を見て、来てよかったと確信。

この店は珍しく女性の板前さんがいました。 甘エビの味噌汁が無料でうれしい。

食べた寿司はこちらです

富山最後の回転寿司、なんだか寂しいです。


ブリ。大根おろしが添えられていた。ブリ大根だと喜んでいるのはたぶん店内で私だけ。 シロガイ。海の香りがプーンとする貝らしい味の貝。二人で一皿だと、ヒモか身か、どっちをとるか試されている気分。

シラコ。まだらの白子。とろりと一瞬で溶けてしまうのが悲しい。もう少し口の中で長居してほしい。 カワハギ。上に乗った肝の大きさに歓声が上がる。自分で作る時は裏ごして肝醤油にするけれど、塊の方がうまいな。

ベニサケトロ。そういえばシャケの類を全然食べていなかったなあと思って注文。こってりだけど上品。 バイ貝。コリコリ度は富山で食べた寿司でこれがナンバーワンだった。富山は貝も味が濃い。

シマエビ。剥き身なのでどんな姿かわからないが、柔らかくて甘みの強いエビ。すぐにとろけてシャリと混ざりあう。 サストロ。カジキマグロのトロ。クロマグロのような脂はないが、白身としては十分の脂。

カワハギ。ネタの種類をたくさん楽しみたいのでおかわりは禁止していたのだが、カワハギだけは止められない。 サゴチ。サワラの子供。少し水っぽかったが、サバの仲間は基本的に全部好きだ。

コウバコガニ。ズワイガニのメス。身、卵、味噌が一貫で味わえ、一口でカニを丸ごと食べた気分になれる。 ノドグロ。炙りにするか妻と揉めたが、ここは意見を通させてもらい生で。この艶っぽい味は別格のうまさ。

シロエビ。富山最後の寿司はシロエビ。何匹ものシロエビが口の中でドンガラガッシャンとなる訳です。 とてもおいしい店なんだけど、最初看板を見てパチンコ屋かと思った。

まだまだいろいろ食べたいネタはあったけれど、また今度くればいいよねと、お腹がいっぱいになる一歩手前でおしまいとした。

子供のころは母親が誕生日などに買ってくる小僧寿しが楽しみだった。今回、二泊三日をかけて心ゆくまで寿司を食べられてとても満足である。食べ歩きの取材は、だいたい最後の方はお腹いっぱいできついんだけど、今回は最後までおいしく食べられた。スケジュールのゆとりは大事だ。

しかし、ものすごいいまさらだけど、寿司は一貫だけだとすぐに味が記憶から抜けていってしまうので、その味を覚えたいのなら、やはり一皿二貫を続けて食べるべきかなと思った。

楽しかったです

今回は回転寿司巡りといいつつも、レーンから遠かったり、空いている時間にいったりしたので、だいたいは注文して握ってもらうことが多かった。寿司は回っていなかったが、自分が富山を回って食べ歩いたので、回転寿司巡りなのだと思う。

せっかくなので値段のことは考えないようにしていたのだが、値段のことを考えると、いろいろと食べまくった結論として、サバとかサーモンとかの、どこにでもあるものが、どこへいってもうまいと思います。

うまかったゾウ。

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