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フェティッシュの火曜日
 
ソルティドッグの魅力と可能性


 

この間初めて「ソルティドッグ」を飲んだ。ウォッカをグレープフルーツジュースで割ったカクテルで、グラスの縁に塩が飾ってあるのが特徴だ。

グラスの縁に塩。なんて無意味なんだろう、ふざけた飲み物だ、と思いながら、半分馬鹿にして注文したら、うまい。馬鹿にしていた分、なんとも感動してしまった。

どこがいいのかよくわからないけれども、なんてすばらしい飲み物なんだろう、ソルティドッグは。もっとほかにもこういう飲み物があってもいいのではないか。そう思って可能性を探求してみた。

 

藤原 浩一



正統ソルティドッグ

「ソルティドッグ」は汗だらけで働く甲板員の様子を表すスラングからきているそうだ。直訳すると「しょっぱい犬」となんだか全然おいしそうじゃないのに、英語にするとかっこいい。不思議!

さて作り方なのだが、とても簡単。まずはグラスの塩を準備する。


グレープフルーツを輪切りに
グラスの縁にこすりつけて、濡らします

塩が縁にくっつくように、グラスをグレープフルーツで濡らす。本当はレモンとかでやるのでしょうが、買うときにグレープフルーツが食べたかったのでグレープフルーツにしました。

そもそもこんな気取ったことをせずとも、たぶん水でもいいんじゃないかと思う。塩をつけるだけなので。


皿に敷いた塩をまぶす

つづけて皿に塩を敷いて、グラスの縁に付けていく。

やり方が分からずに、一度グラスの上からパラパラと塩を振りかけたら、グラスに全然つかない上に周囲が塩まみれになった。もしスノースタイルのグラスを用意する際は、気をつけていただきたい。

という感じでぐるりと一周グラスを回すとグラスにきれいに塩がつく。


スノースタイルのグラス完成

見た目のきれいさの割に、案外苦労なく完成したスノースタイル。特殊な技術は必要としない。後はグラスに氷と、ウォッカとグレープフルーツジュースを1:2くらいの割合で注ぎ、混ぜたら完成だ。

ちなみにスノーをつけないだけで「ブルドッグ」「テールレス・ドッグ」「グレイハウンド」というようにカクテルの名称がかわるそうだ。味噌汁に豚肉を入れると豚汁に進化するのと同じだろうか。


ソルティドッグがささやかに完成

そんな感じでソルティドッグは完成。

飲んでみるといい塩梅。一口でグレープフルーツの酸っぱい甘みと、塩味を交互に楽しめる。お店で飲んだのと同じようなソルティドッグに仕上がっている。


色味が淡い人
飲み終えると同時に、塩もなくなる

ソルティドッグは飲んでいておいしい。だがしかし、他の飲み物と一線を画す良さがあると感じているのだ。その良さの正体はなんなのだろうか?

 

塩を入れてしまう

しょっぱいのがほしかったら塩だけ舐めればいいし、甘いのが欲しかったら塩がついてないところから飲めばいいというような、他の飲み物には無い調整が可能なところがいいのだろうか。

味の調整にしてしまったら、魅力はダウンするだろうか。それともかわらないだろうか。はじめから中身の方に塩で味付けをしてみた。


塩を注いで味付け
ただの飲み物になった

はじめから塩で味付けしたソルティドッグ(?)は、なんともつまらない飲み物になってしまった。

結構な量の塩を入れたものの、さすがに塩を直接舐めたような衝撃はなくて、ぼんやりしたしょっぱさがあるだけだ。

どうやら、液体部分と塩はしっかりと分けておいた方がいいことに気がつくのであった。かなり低いテンションで探求は始まる。


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