デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


フェティッシュの火曜日
 
ソルティドッグの魅力と可能性

塩でなく砂糖ならどうか

塩がかんきつ類の甘さを引き立てているのはよくわかる話だ。だが甘さを出すなら砂糖でいいのではないだろうか。


塩と同じようにちゃんとついた

砂糖は水によくとけるので、くっつかないでとけてしまうのではないかと思ったが、しっかりとくっついた。砂糖がつくならはじめから塩ではなく砂糖でいいのではないかと思うほどだ。


砂糖の方が雪っぽい気がする

一口飲んでみると、砂糖の味があまりしなかった。グレープフルーツ味で一気にかき消されてしまったのだろうか。甘みは幾分増している気はしたが、塩のときと違って砂糖の味はあまり主張してこなかった。

それと、飲んでる最中に砂糖が固まってきてガリガリした感じになって、口当たりがものすごく悪い。ソルティドッグにおいて、砂糖は塩の代用にはならないらしい。

口の周りに塩をつけたらどうか

グレープフルーツ味には塩が合う、ということはもう曲げられない事実のようである。

ではどうして、グラスの縁に塩をつける必要があるのであろうか。口の周りに塩が付いていてもいいのではないか。



グレープフルーツぬりぬり
塩ふりふり

というわけで、口の周りにグレープフルーツ果汁を塗りつけ、塩をまぶした。

ものすごく体に悪いことをしている気分になったが、よく考えてみると果汁と塩にそれほど悪い成分が入っているとは思えない。


皮膚に塩を塗る…因幡の白うさぎか

味の方はどうかというと、悪くない。グラスに塩をつけるより準備が楽というメリットもある。酒を飲んでいるときにこういう風に塩分を取った人も世界のどこかにいるのではないだろうか。

もちろんデメリットもあって(塩がボロボロこぼれるとか)そういうのを加味すると、あえてこの手段を取る人の名は人類の歴史に残らないのだろうと思う。

日本酒と味の素

グレープフルーツ味と塩のコンビネーションは疑う余地のないものであるということは示した通りだ。

他にこんないい組み合わせは無いだろうか。と、おもったところで、噂に聞いたる日本酒と味の素の組み合わせを試してみることに。


今度は塩じゃなくて味の素
酔ってちょっとこぼした

さて、どんな感じだったかというと、味の素の力で日本酒が濃くなったと言えばいいのだろうか。日本酒にあまり慣れていないので表現がうまくできないけれども、味が脳を直撃するような。

でも味自体とは違うところで、おいしさを感じてしまう僕がいたのです。


1杯飲むのに味の素を全部使い切れなかった

このとき、僕は結構酔っていたのですが、酔いながらもあることに気が付いていました。自分が欲しているもの、それは飲み物云々ではなく、粉!なのではないかと。

水と粉

もはや飲み物とかどうでもいいのではないかと感づいて、思い切って水にしてみた。試したのは、ウコン粉だ。酔いを覚ますため。一応、これまでの経緯を踏まえて粉はグラスの縁に乗せてみた。


ウコンを乗せたところで見た目が良くなるわけではないですが…


で、これをおいしいと思ってしまったわけです。

もはやこれを飲んでおいしいと思ってしまった時点で、僕は単なる粉好きで、今回の記事は、わざわざソルティドッグを経由して自らの粉好きに気がつくという大変遠回りなものになってしまったということになります。

すみませんでした…(あやまった!)

 

粉ヘブン

自らの粉好きという性癖に気がついた僕は、家の中の粉という粉(パブロンとか)を試してみたい気になったが、それもあんまりなので、ちょうどいい粉を買ってくることにした。

(ちなみに今僕はパブロンのことを考えて、おいしそうだと思ってしまったわけですが。)



めくるめく粉の世界
粉ヘブン

これならおかしくないだろうと、買ってきたのは粉ジュース。

一気に5色の粉を皿の上に広げると、ちょっとしたパーティーみたいになった。1個20円だったので100円ですごく贅沢な気分になれる。粉故である。

味は砕いた飴のような甘さだが、やはり粉という状態がそれを何倍もおいしくさせているように僕には感じられるのだ。



口の中を潤すチェイサーとしての水

嬉々として粉を指でつまんでは舐め、指でつまんでは舐めるのだが、しばらくすると口の中がイガイガした状態になってくる。飴をなめすぎたような。

そんなときには、この水を飲むと口の中がすっきりリフレッシュされる。ここにきて飲み物の価値が再発見された格好だ。

そういう意味で、ソルティドッグは効率よく粉を摂取できるカクテルだったと言えるのかもしれない。

いい粉 夢気分

というわけで、新たなる自分を発見してしまった今回の記事ですが、皆様におかれてはいかがでしょうか。粉舐めてますか? 僕は原稿を書いている今、大量の粉ジュースを飴のように舐めています。

もし僕のほかにも「粉…いいかも…」と思ってしまった方がいらっしゃいましたら、ぜひ主体的に粉を食べてみる機会を設けてみたらいかがでしょう。

食べてもいい粉でお願いします

< もどる ▽この記事のトップへ  

 
 

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.