第4話
基本の三人が全員メガネだった
撮影に入ってから気づいたのだが、メインのユニットであるこの三人が全員メガネだった。これはやばいですぞ。ものすごく宇宙っぽくないですぞ。
この場面では三人とも甚平。甚平メガネ(ジンベイザメみたいなもの)。この甚平3つがなかなかそろわなくて困った(パチンコみたいな文章だ)。北村さんが記事で使って持ってるというので電話してみたら「袖やぶいたから捨てたんですよ」と言ってて笑った。
斎藤さんは初出演
斎藤さんが演技できるか不安だ、という話をしてたので撮影前には住・石川・斎藤のメイン三人で読みあわせをした。
僕が斎藤さんに期待していたのは「ひどい目に遭ったときの顔」なんだけども、斎藤さんにした注文は「悲しい犬」の顔でいろ、ということだったようだ。斎藤さんの台本に「悲しい犬」とメモされていて笑った。
この日、ロケ地である浜松のスケジュールを決めた。「うわ〜、うなぎ絶対食べに行きましょうね〜!」と言う斎藤さんに、若干の違和感をおぼえる。後にその不安は的中する。
制作日誌・その4
撮影が近づき焦りが高まる
もうあせるあせる。宇宙服の服部分はこちらで受け持ってせこせこ作る。ただ頭だけはどうやってやればいいのか見当もつかなかったので、乙幡さんに解決策をお願いした。
さあ後は色々作る。この辺は撮影の1週間前あたりで、衣装以外にやることが山積みで焦ってたことくらいしか覚えてない。
宇宙服は中に服を着込んでから防護着を着たらけっこうそれっぽく見えた。ただ、頭がないことにはどうにもならないし、このときはどうにかなるとも思えなかった。
(この辺は第8話以降の伏線になってます)