1日目:金比羅山(こんぴらさん)
一日目は諏訪神社よりスタートし、金比羅山(こんぴらさん)を目指した。
諏訪神社というのは、長崎くんちが行われる長崎で一番有名な神社。正月なので屋台がたくさん出ている。ここで初詣をして、それから登り始める。
登りはじめは、およそ登山っぽくない。 長崎は山の上の方まで家が建っているので、住宅街を歩いて行くような感じだ。途中で、以前記事に書いたこともある巨木ロードを通ったりもする。
この鳥居、「金刀比羅神社」と書いてあるのだが、周りには神社らしきものがまったくなく、住宅地にポツンとあるので前から気になっていた。
しかし改めて見ると、我々がこれから向かう登山道の方角を向いており、たしかに金刀比羅神社の鳥居であることがわかる。
ふと振り返ると“家みっしり”な風景が!(参考記事) (ここはまた今度訪れてちゃんと写真に撮ろうと思う。)
明治7年(1874)12月9日、太陽・金星・地球が一直線上に並ぶというイベントがあり、それを観測するのに日本が最適とのことで、フランス、アメリカ、メキシコから観測隊がやって来て、ここで観測したとのこと。
100年に一度くらいの頻度というかなりレアな現象らしく2004年6月8日に起きるまで122年もなかったそうだ。
…という説明は後でネットで調べて理解した。その場ではよくわからなかったのだが、わからないなりに、“なんとなくいい所に来た”的な気分に浸っていた。
望遠鏡もあって無料だったので覗いて見ると、これがなにげに「『覗き』と言ってもいいレベルじゃないか?」ってくらいよく見えた。
かみさんも「これやばいわー」 などと言いながら夢中になって覗いていた。
金刀比羅神社
少し戻って神社に到着。 お参りをする。
ここでおにぎりを食べることにした。 山の上で食べるおにぎりのうまさに感動。(この日の楽しさのピーク)
金毘羅山は頂上からの眺めが非常によかった。 別の方角を見ると、浦上方面(原爆が落ちた辺り)もよく見渡せる。
九州自然道の自然っぷり
頂上でお菓子を食べたりなどした後、下山。 この日は結局、金毘羅山ひとつだけで帰ったので同じ道を歩いて下りてもよかったのだが、一応、次の山へと向かう方向の道を下りていくことにした。
この道は九州自然道という名前がついているのだが、その自然っぷりが徐々にすごくなっていく。
いわゆる「大自然」の自然ではなく、「自然/不自然」の自然の方なのだが。
1日目は以上です。 2日目へと続きます。