「ちょっとトイレ」もユビキタスの時代
いろいろいじっていたらちょっとトイレに行きたくなってきた。
この端末の良いところは、お店や施設などのいわゆるタウン情報だけでなく、トイレも探せるところ。土地勘のない人にとってはすごく便利だ。
だからといって、せっかくの最初の目的地をトイレにすることはないと思うのだが、そこは生理現象なので勘弁してください。
「○○に向かって直進」「そのまま横断歩道を渡ってください」など、だいたい5〜10mくらい歩くごとに、画面と音声でテンポよく次の指示が出てくる。
よくできてるなー、と思いながら歩くのだけど、実はその陰にはこんな仕掛けがありました。
これらは、「ucodeタグ」と呼ばれる発信器で、これがユビキタスコミュニケーターに位置情報を送信している。
いまなら携帯電話でもGPSを使って位置情報を扱ったりできるけど、GPSは電波の関係で屋内では使えない。その点、このタグ方式なら屋内だろうが地下だろうがどこでも使える。
「いつでも、どこでも」のコンセプトにとてもよくあった方式なのだ。
そして、じつはこのタグの設置こそ、この「東京ユビキタス計画」のキモだったりする…という話は次のページで詳しくきいてみますが、いまはとりあえずトイレトイレ。
トイレには無事到着。
しかし移動中は、次々切り替わっていく画面が面白くて、ついついそっちばっかり見てしまう。おかげでせっかくの道案内も、目印を無視して通り過ぎてしまうこともしばしばだ。そんな不甲斐ない持ち主にも、ユビキタスコミュニケーターは健気に、いつくしみを持って復帰する道を示してくれる。IT技術=ITsukusimi技術である。
他にもこんなところに行ってみた。
残念ながらここだけ、どれがそうなのかわかんなかった。場所までは案内してくれるのででかい建物ならわかると思うけど、目立たない小さなものはわかりにくいかもしれない。
次はこっそり教えてもらった、ここに行ってみよう。
ザ・ギンザのお姉さんに聞いてみたところ、ユビキタスコミュニケーター持ってやってくる人は、週末で日に2〜3人いるとのこと。
サンプルをもらうときは「男性の方もお使いいただけますから!」って何回も言われました。(妻にあげました。)