デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


ロマンの木曜日
 
官公庁系スイーツパーティ

ちゃんと二千円札までありますよ

さて「お札サブレ」。国立印刷局で購入しましたが、もともとは財務省内でおみやげ品で売っていたものだとか。現在でも財務省で買えるんですが、そちらだと一般人が購入するには手続きが必要だったのが、今では先の印刷所で手軽に買えるようになったのだそう。そんなに人気だったのか。


今回一番高いだけあって金属カン。


包装紙にも「お札サブレ」。
ゴーフルで有名な風月堂製なんですな。


今回のお菓子の中で唯一の1000円オーバーだけに、包装に容器、さらにお菓子のディティールもズバ抜けて凝ってるお札サブレ。お札というだけにサブレの模様は現役お札の皆様です。観光地にありがちな「1億円札」とかヌルいのなんか入ってません。財務省だけはガチ!


基本はやはり最高額紙幣・万円サブレ。
もっともお馴染みの千円もサブレ化。

女性もサブレの時代!五千円サブレ。
お前の事は忘れてないぜ!二千円サブレ。


かくしてお味の方は…「さっきの撃せんべい(実際はクッキー)に比べればサブレっぽい。やや乾いた感じの」「鳩サブレっぽいよね」「牛乳や紅茶に合わせて食べれば絶対うまい」と、クッキー同様に「高めのサブレ」な味。コンビニ菓子よりもひとつ上の味ですな。味は上品なのに、形が狙いすぎてて省庁っぽくない、という取り合わせに複雑な気分。

そして最後の政府筋スイーツはこの人形焼ですよ。その形をよく見ると…。


ある意味サブレ以上に違和感あるふたつ。


アップにすると、菊の御門と…何ですかこりゃ?


見た感じ、というか実際のところコレはカステラぽい生地にあんこが詰められた人形焼。しかし普通の人形焼はお祭り関連や最近では人気のキャラクターだったりするけれど、これは確実に違う。

ではコレはどこで買ったかというと…。


ご存じ…あ、隠れてるけど国会議事堂です。

上の写真を撮った場所から振り向くと、この看板が。


ロケットっぽい人形焼は国会議事堂だったんですねえ。国会内部でも買えますが、そのためには見学申請が必要。でも、参観バス乗り場ならノーパスで購入できるんです。


観光用のバスが集まる駐車場の脇、
その一角にこんなおみやげコーナーが。


政権を取ればお菓子も出せる!
鳩サブレとかけてるんでしょうね。


こちらのおみやげ屋、(有)新美堂さんにはお菓子はもちろん国会手帳に風呂敷・爪切り・湯飲みとバラエティさでは他のスポットにひけを取らない種類の豊富さ。さすが、観光地としては他の追随を許してないだけあります。その中でパーティ用に選んだのは、一番定番みやげっぽかったこれ。


××だより、っておみやげの定番名な気がする。


そういえばDIET=国会て意味でしたね…。昔習ったような気がしないでもない。その下にはNINGYO YAKIの文字。こっちはDOLL CAKEとかじゃないんですな。


箱を開けると、思ったよりも普通に人形焼。
左2つ以外は、ホントに普通の人形焼。


8個入りだったんですが、菊の御門&議事堂以外は三社祭や神田祭をモチーフにした、ごく標準的な人形焼。まぁそれだけに普通に美味しかったですが。まぁまとめて東京みやげを買いたい人はいいのかな。しかし今回のスイーツパーティ、団子以外はなぜか牛乳度が高いですね。


普通に美味しいんですけどね。こしあんだし。

(有)新美堂

千代田区永田町1−8

国会参観バス駐車場控室内


4種類のお菓子を今回はチョイスしてみた政府筋スイーツパーティ。省庁のおみやげはもっとあるかと思ったら、意外とないんですよねえ…。ただ食べてみると、失礼ながらどれも予想以上に高級感ありつつ美味しかった。特に名産品というわけでもないんだし、もうちょっと安っぽいんじゃないか?と勝手に思ってたんだけど…甘く見てた!お菓子だけに。

やっぱりおみやげとして持って行くからには省庁の顔になるわけで、しっかり作ってるもんだな〜と思いましたよ。今後もつい政治に関心を持たせるようなスイーツ作りに期待したいと思います。

*おまけ

お菓子以外だと、農林水産省でおにぎりがテイクアウト出来ます。別館の1Fに隣接されていて、横の小窓から注文可能。米粒のひとつひとつがしっかり食感があって、美味しかったですよ。ちなみに農林水産省は食堂にも一部入れるそうです。


ICカードなしでも買えます!
店自体はチェーン店ですが、お墨付き感アリ。


ひとつがデカいので食べがいもある。

おむすび権兵衛

農林水産省店

東京都千代田区

霞が関1-2-1

防衛省内にスターバックスがあったのに驚き。限定タンブラーも。

無料ツアーはあなどれない

記事のメインはお菓子でしたが、防衛省ツアーは本気で面白かった!説明に「坂の上の雲」や「硫黄島からの手紙」とか交えてくれてとっつきやすいんですよね。軍オタならずとも歴史好きにはオススメです。


撮影協力

BAR バレンタイン

中野区東中野4-2-27-2F


< もどる ▽この記事のトップへ  

 
 

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.