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ひらめきの月曜日
 
公園内の売店「パークス」めぐり

パークス界の御大「豊島屋」

ちなみに、石神井公園には公園内休憩所の御大ともいうべき茶屋がある。孤独のグルメで紹介されたこともある「豊島屋」だ。ご存知の方も多いだろう。

豊島屋はパークスではないが、この際、公園内にある休憩処はぜんぶパークスということで了解してもらいたい。


一気に昭和な雰囲気

なつかしのチェリオに
なつかしの駄菓子たち

バラが1本90円という破格
座敷で食事もできる

店頭では懐かしい駄菓子や玩具のほか、釣り用のタモ網、季節の花々が売られている。さらに奥は座敷になっていて、ここでは食事もできるのだ。食事メニューはじつに多彩である。

麺類、丼物、つまみ系のメニューが豊富

孤独のグルメでおっさんも食べていたおでんライスを注文した。

おでんダネは大根、ちくわ、さつま揚げ、厚揚げ、コンニャク。柔らかくなるまでしっかり煮込まれている。ダシは少なめだが、それぞれの具にたっぷり染みていた。ご飯もふっくらしている。さすが御大だけあってパークス(パークスじゃないけど)の概念を打ち破るうまさだ。


おでんをおかずにする文化はなかったが、これはありだ
ソーセージはしっとりしていてうまい

ところで、見渡すと僕以外はみんな酒を呑んでいた。

思うに公園というのは「昼間から酒呑んでいい」雰囲気があると思う。なぜなら昼間から酒を呑むのは平和の証だし、公園は平和の象徴的なスペースだからだ。

それもパークスの魅力のひとつだ。SA・PAではそもそも酒が買えない。

人生模様が垣間見える場所でもある

ただいま昼の2時だが、ここは21時の居酒屋くらいの雰囲気である。繰り広げられる会話もなかなかディープだ。

隣のおじさんグループは「女の人の肌はしっとりしているのがいいと思う」「でも、おれのカミさんは鮫肌だ」「浮気をしてみたいがカミさんは勘が鋭い」など下世話な話題で盛り上がっていた。いくつになっても男が酒の肴にする話題なんてそんなもんだろう。

こんな人生模様がSA・PAで味わえるだろうか。いや、味わえない。

武蔵野市・小金井公園パークス


お次は花小金井駅から徒歩15分のパークス小金井へ

売店の前は子どもが遊ぶ広場

武蔵野市の小金井公園にもパークスがある。広大な公園のほぼ中央部に売店とベンチが設置され、目の前はファミリーが遊ぶ多目的広場というロケーションだ。広場で遊ぶ子どもを見守りつつ、お父さんが一杯やるといったシチュエーションが浮かぶ

ここで特筆すべきは、売られている遊び道具の充実ぶりである。


野球、ゴルフ、バドミントンの道具各種
カイトもバリエーション豊富

スノーボード(ソリ)を買うと
このゲレンデを滑走できる

敷地が広いだけに遊びのバリエーションも豊富なんだろう。個人的にはソリで専用ゲレンデを滑る「スノーボード」という遊びが気になった。

一方、食事のメニューは軽食が中心。石神井公園に比べるとバリエーションに乏しいのだが、そんな中でもキラリと光るグルメがあった。これだ。


もんじゃまん

「今どきのもんじゃはこう食べる!!」意外な提案
極太の骨付きフランクもうまそう

小金井公園名物「もんじゃまん」。これを甘酒と一緒に食べれば身体があったまることうけあいだ。ちなみに味はほぼ肉まんである。

加えて、パークスの裏手には、移動販売の車が数台停車している。ケバブ入りのキーマカレーなど、魅力的なメニューが並んでいる。


団子、揚げパン、ケバブの移動販売車が並ぶ
キーマカレー550円。100円でケバブをトッピングできる

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