外で食べるご飯はおいしい。 特によく晴れた日の公園で食べるおにぎりなんかは格別だ。 ただ場所が変わっただけなのになぜあんなにも味が違って感じるのだろう。
そこで思うのは、おにぎりがおいしく感じられるTPO(時間、場所、場合)が他にもっとあるのではないかということ。 「外で食べる=爽やかな公園で」のイメージばかりあるけど、 もっとおにぎりがおいしくなる場所があるかもしれない。
色んなところでおにぎり食べてみました。
(小柳 健次郎)
公園とおにぎり
公園で食べるおにぎりはおいしいと言ったものの、 ここ数年公園でおにぎりを食べた記憶がない。 それでは検証のしようがないと言うことでまずは公園でおにぎりを食べてみる。
冬だし曇りだしで公園の爽やかな風は一切感じないのだが、 外という開放感からかやはり室内で食べるおにぎりよりもおいしく感じる。 この味を基準にして他の場所での味を評価していこうと思う。
絵が描けないため3Dでおにぎりを作ったらとてもまずそうになってしまいましたが、 増えれば増えるだけまずいということではなく、おいしいということですので。
開放感では圧倒的な河原
公園よりも開放的でおにぎりがおいしいそうな場所といえば、 まず思いつくのは河原である。
周りにも座ってパンなどを食べてる人がいる。おにぎりでないにしてもおいしく感じられる力はやはり相当強いみたいだ。
文句なしにおいしい。爽やかさも開放感も公園以上で、始めたばっかりなのに最高点の5点でました。
開放感がなくなるとどうなるか
ここで気になるのが、同じ場所でも開放感がなくなるとどうなるのかということだ。河原という場所でも窮屈な状態になったらおにぎりの味も変わってしまうのか。
なにを言ってるかよく分からないかもしれませんが、つまりこういうことです。
段ボールを被ることで真っ暗な狭い空間に早変わり。 それでいて場所が河原なので爽やかな風を感じることは出来る。 果たしてこの場合、おにぎりのおいしさはどうなるか。
結果を先に言うと、周りが気になって味もなにもなかった。
河原で段ボールを被ると窮屈なのはそうだけども、 中は暖かくそれでいて身体は爽やかな風を感じる。 さらに周囲の音も聞こえるため、 閉鎖的なんだけど開放的という不思議に心地良い空間ではあった。
ではあったんだけれども、さすがにこんな格好でおにぎり食べてるのはつらい。全ての笑い声が嘲笑に聞こえる。