肉でなければまずはこれ
肉巻き以外の巻きおにぎり。最初に巻きつける食材は魚です。用意したのはこちらの食材。
なるべく巻きやすそうな形状で選んでみました。
サンマです。魚は肉のように広く薄い形状にするのが難しい。しかし、サンマならさばいて身だけにすれば比較的薄く細長い形状になります。なんとか巻くことが出来るでしょう。
まずは生姜醤油で下味をつけます。下味がついたら塩むすびに巻きつけてオーブンで焼く。
三枚にさばいて皮を取り除く。刺身用にさばかれた物を買ってきたほうが楽だったか。
醤油、酒、ミリン、生姜を入れた容器に1時間ほど漬け込む。
生姜醤油に漬けたものを巻きつけます。肉と違ってキッチリ巻けない。
なんとか巻いてラップで包んで整形。巨大手毬寿司ですね。
帯のように塩むすびに巻きつくサンマですが、弾力があって動かすと直ぐにダランと元に戻ります。なかなか上手く巻けません。ラップで押さえながら格闘すること10分超。なんとか巻きつけてしばらく冷蔵庫に放置。形がついたら、そっとラップを外してオーブンで焼き上げます。
オーブンシートの上にそっと乗せる。若干巻き具合がゆるくなっていますがこの際目をつぶる。
オーブンで焼くこと約10分。醤油の焼ける香ばしい香りと、サンマの焼けるジワジワという音が聞こえてきます。こうして出来上がった物がこちら。
魚巻きおにぎり完成!見た目はともかく、焼けたサンマと生姜醤油の香りがとても旨そう。
焼く前は弾力があってピッタリと巻き付かず苦労した魚巻きおにぎり。焼くと身が硬くなって思ったよりもしっかり米に巻きつきました。香りも実に旨そうです。
問題なく手で持って食えます。旨い!
サンマを巻いた魚巻きおにぎり。予想通りの旨さです。焼いた生姜醤油味のサンマと少し塩気のある米。旨くないわけがない。肉巻きに代わる新たなおにぎりとして何処かで商品化して欲しいぐらいです。
ただ、非常に作るのが大変。あと、手に持っていると薄切りの肉と違って脂がたれます。もっと身を薄く切るか、型に入れて焼くなどすると、作るのはなんとかなるかもしれません。汁がたれるのは紙で包むとかすればいいでしょう。美味しいけど商品化するならば課題が沢山ありそうなおにぎりでした。
これも旨いに違いない
次々行ってみましょう。魚巻きに続いて、漬物系からこちらです。
キムチ。辛くてご飯が進みます。
キムチです。ご飯が進む一品。薄く張り付く感じなので巻きつけるのは簡単です。
サンマより凄く簡単に巻ける。おにぎり入りとは分かるまい。
ラップで包んで形を安定させる。パック入りのキムチの見た目はこんな感じかも。
塩むすびの周りへ縦横にキムチを巻いたら一度ラップで包んで形を安定させます。サンマの格闘に比べたら、一瞬というぐらいに簡単に出来てしまいました。作りやすさは申し分なし。出来た物がこちら。
ほぼ隙間無く巻かれたキムチ。赤は食べ物が旨そうに見える。
これも予想通りの旨さでした。米の飯とキムチは当然合います。旨くない理由がない。ただ、一つ大きな問題があります。
非常に食べづらい。通常、キムチは一口ぐらいの大きさに切り分けてあります。今回は巻きつけることを考えて切らずに使用しました。すると、なかなか噛み切れない。口に半分入れたままモゴモゴと悪戦苦闘。そうこうしていると、おにぎりが崩れてきて大変なことになります。
断面はこんな感じ。半分に切っても一口では大きすぎるので、やはり食べづらい。
美味しいけど難有り。小さく一口サイズに作るとかすれば改善されますが、それだとおにぎりとしていかがなものか。美味しいことが簡単に予想出来ても、作られない理由はこのあたりにありそうです。普通にご飯に乗せるか、混ぜ込んで食べればいいでしょう。
作りやすさ度:☆☆☆☆ 食べやすさ度:マイナス★★ 美味しさ度:☆☆☆☆☆ 普通に食べればいいじゃないか度:☆☆☆
さて、この後は米の飯に合うか微妙な2品です。
緑と白の2つです。